如何に内容を読んでいない人が多いか?
如何にWEBタイトルが力を持っているのか?
この2つが浮き彫りになる事例でした。
何が?
「タイヤチェーン装着義務化」について。
これはあくまでも緊急時・・・・
2018年2月に起こった福井豪雪並みの緊急事態において
従来であれば
通行止めとなる状況においてタイヤチェーン装着車のみ通行を可能とするもの
であり
全ての車が今回発表された区間を通る際に
降雪があってもチェーンを巻いてなければいけない訳ではない。
ではその区間を見ていきましょう。
タイヤチェーン装着義務化全国13区間
国土交通省12月10日発表
国道6カ所・高速道路7カ所の計13カ所
国道
国道112号(山形県西川町志津~鶴岡市上名川の27キロ)
国道138号(山梨県山中湖村平野~静岡県小山町須走字御登口の9キロ)
国道7号(新潟県村上市大須戸~村上市上大鳥の16キロ)
国道8号(福井県あわら市熊坂~あわら市笹岡の4キロ)
国道54号(広島県三次市布野町上布野~島根県飯南町上赤名の12キロ)
国道56号(愛媛県西予市宇和町~大洲市松尾の7キロ)
高速道路
上信越道(長野県・信濃町IC~新潟県・新井PAの25キロ)
中央道(山梨県の須玉IC~長坂ICの9キロ)
中央道(長野県の飯田山本IC~園原ICの10キロ)
北陸道(福井県・丸岡IC~石川県・加賀ICの18キロ)
北陸道(滋賀県・木之本IC~福井県・今庄ICの45キロ)
米子道(岡山県・湯原IC~鳥取県・江府ICの34キロ)
浜田道(広島県・大朝IC~島根県・旭ICの27キロ)
雪が降ったらタイヤチェーンを装着しないと通れないの?
まだ決定した区間ではなく予定されている区間。
また「タイヤチェーン装着義務化」の言葉を鵜呑みにしてしまうと
この区間を通る際
雪が降ったら必ずタイヤチェーン装着しなければいけないと
捉えてしまいがちですが、
大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような異例の降雪時
勾配の大きい峠部でこれまでに大規模な立ち往生などが発生した区間
この2つを対象として
通行止めとなる状況においてタイヤチェーン装着車のみ通行を可能とするもの
ですが、現時点で、国土交通省と警察において調整しているチェーン規制区間
13の規制区間を通行する際に大雪に対する緊急発表が行われたりする際は
この区間入り口で通行止めとなります。
その際に、タイヤチェーンを装着すれば通れますよの意味です。
私の住む福井県で見ると規制された国道8号線と北陸道の区間は
毎冬、降雪量が多い地域です。
当然通行の際はタイヤチェーン装着でより確実な雪道対策できるが
タイヤチェーンを取り付け出来る方が何人いるだろうか?
2018年、37年ぶりの大雪で国道8号線にて
約10㎞の区間1500台の車が3日間立ち往生し物流はストップし
ガソリンは不足しや食料が品薄になったのは記憶に新しいですが
一般市街地でも、大渋滞が起こり
国道8号線へと繋がる道路も同じようにマヒし
その他の道路で大渋滞が起き、その中でもスリップして
立ち往生する車を何十台、何百台も見たし、聞きました。
今回のタイヤチェーンに関する発表で購入する方も
増えるでしょうし、
車の中に積んで置くことにデメリットは無い事と、
購入後、自分でタイヤチェーンを装着する練習もしておかなければ
意味はありませんからね。