小さい頃、実家の地区周辺・・・・どの辺りまでかはハッキリとわからないのですが
祭り時期になると必ず、祖母が鱒寿司を作ってくれました。
富山県で有名な
名物にうまいものあり 源のますのすし | ますのすし二重 わっぱに敷き詰める富山県の鱒寿司とは違い |
一つ一つを個別に、そこら中の畑に生えていた?木の葉で包んでありました。
その辺の木じゃなく・・・「油桐(あぶらぎり)」 という木の葉。
正式名は今回はじめて知り、いつも 「寿司の木」 と呼んでいましたね。
炊きあがりホヤホヤの白米を酢飯にして、サクラマスの身を乗せて生姜を少々。
この熱い酢飯がまた美味しかった!
あとは油桐の葉に包み四角い形にし、木枠で出来た箱に綺麗に並べ
(記憶が曖昧ですが1度に数百個作っていたと思います)
大きな漬物石のような丸い石で重しをして、一晩そのままにし翌日食べてました。
ゴールデンウィークの辺りや、お盆なんかに大量に作り親戚や父親の仕事仲間に配ったり
鱒寿司作りは祖母が亡くなるまで「我が家の一大イベント」として君臨する大仕事でした。
形はお店で売られてるような真四角でもない、丸でもないなんとも言えない崩れた四角の形。
味は油桐の葉の香りと、重しを押して一晩置くことで酢飯とサクラマスの身が濃厚に絡み
お腹が空くと昼間っからパクパクおやつ代わりに食べてました。
祖母が体調を崩して亡くなってから食べてないので10年以上食べてませんが
鱒寿司を作るそれぞれの家庭によって、若干味が違ったりして友達の家で食べた
鱒寿司は我が家よりも酢が強かったり等、各家庭で違う味に成るのも郷土料理の
良さでしょうか?
地域によっては酢飯の上に乗せる物が鮎を乗せ「鮎寿司」として食べたりもする。
クックパッドでレシピを見つけたのでもし良かったら、サクラマスを釣り上げた際には
作ってみてくださいね!
生のサクラマスを使うにはマスの下ごしらえが必要です!
身を6時間ほど塩で締めないと美味しくない。
注)サクラマスにはアニサキス等が居る確率があるので、
マイナス20℃で24時間以上冷凍か70℃以上で加熱予防してください。