釣行記

48時間フルキャストする青年!

2018シーズンも個人的にもう終了しました。

晴天の休日と仕事の予定で

数回程度は行くかもしれませんが

2018年度内は終了です。

今年も多くの方と釣り場で出会いました。

良くも悪くも、みんな魚を釣りたい気持ちを持った

同じ趣味を持つ仲間です。

 

中でも一番強烈な印象を持ったのが

48時間寝ないでぶっ通しで釣り場で

ロッドを振り続けていた人!

 

ある土曜日、磯に行くと県外ナンバーの車が一台。

磯に降りていくと、

「富山から来ました!まだ釣り始めて1年目なんですが。」

年齢など詳しくは聞きませんでしたが

20代後半、独身、話し方からすると

営業職を始めて間もない感じの人だった。

彼は休憩せずにロッドを振り続けていた。

潮の動きが悪くなると、自分はノットを組みなおしたり

足元に転がる水中生物を観察したり

再び潮が流れ出すのを待っていた。

しかし、彼はフルキャストを繰り返している・・・

こんな時、休憩に誘ってあげるべきなのか?

いや、もしかしたら釣れるチャンスを逃してしまうかもしれない?

そして自分も重い腰を上げて、潮の流れはどんよりしているが

キャストを再開した。




 

お昼前頃になり、海からは魚の反応は無いし

また次の日も釣りに行ける予定だったので自分は先に帰路に。

 

そして次の日。

まだ辺りは真っ暗で夜も明けないうちに釣り場に着いた。

また昨日と同じ車が止まっている。

さすがに真っ暗だし、車中泊で寝ていると思い

声をかけずに視界が取れるマズメ時まで車の中で

ノートパソコンを取り出し仕事を片づけていた。

 

辺りが少し薄明るくなったので釣り場に向かうと

人影が見える。

昨日の青年だ!

声をかけると、とても驚いて

「うわ~っ」ビックリした!と

こちらが逆に驚くようなアクションをする。

驚かせる気は全く無かったのだが集中していたのだろうか?

 

「暗い時間から頑張るね~?」と声をかけると

「昨日の朝からずっと釣り続けてました!」

なんと彼は既に24時間以上釣り場に立ちっ放しだったそうで

「全然釣れませんね~」と

照れくさそうに笑っていたが

昨日同様フルキャストする姿には疲れが見えなかった。

 

釣りに情熱を注ぐ時期は疲れなど感じない、

自分もそう思う時があるが、

40歳になり、普段はまったく運動はしない。

移動もすべて車。

頭では疲れなど・・・と思っても

帰ってからの疲労感は年々大きくなっている。

 

そんな事を思いながら釣りを始めた。

この日もあまり海の状況は良いとは思えなくて

どんよりと水面は浮遊物が漂い泡を作り

普段なら早々に切り上げる状況が続く。

しかし隣でキャスト続ける彼が魚を釣り上げるのを見てみたかった。

 

今日は彼を少しの間、休憩に誘う。

「ありがとうございます!」と

差し出したウィダーインゼリーを飲みながら

今までどんな釣りを楽しんだか聞いてみた。

 

彼は小さい頃からブラックバス釣りを楽しんでいたそうで

転勤で昨年富山に来た。

そこでソルトルアーの魅力にハマり、北陸の磯へ

あちこち訪れている。

しかし来月に転勤になり、鹿児島へ行くことが決まって

北陸で釣りをすることは最後になるかもしれないと

48時間釣りを楽しもうと福井県に来たそうだ。

 



「釣れなくても釣りはやり切ると楽しいっす!」

そう言い切る彼の指からは豆が潰れたからなのか

血が滲んでいる・・・・・。

ライフジャケットから絆創膏を渡すと

嬉しそうに張り付けていた。

自分は体力の限界となり、帰ることを伝えると

「いつもずっと一人で釣りしてたので

お会いできて北陸の海での一番の思い出になりました!」

こちらこそ、気分の良くなるような好青年に出会えて

2日間釣りが出来て楽しかったし、感謝を伝えて

海を後にした。

 

彼は今元気でやっているだろうか?

またどこかの海で再会するかもしれないし

このまま一生会わない人なのかもしれない。

彼はまたどこかの海で48時間キャストを続けていると思うと

まだまだ若いもんにゃ~負けてられん!と

そう思ってしまう「おっさん」が出会った

2018年の一番思い出に残った「釣り」でした。

あ~釣りに行きたい!

 

 

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