梅雨が明ければ、釣り場には灼熱の地獄が訪れます。
照り付ける日差しからはどこにも逃げ場がなく、
釣り場で熱中症になったら、車が近くにでもない限りかなり危険な状況になります。
軽い熱中症になった経験と、目の前で熱中症になった人を見たことがあるので
その時の状況などをお伝えします。
目の前で熱中症になった人。日陰でも熱中症になる!
目の前で知り合いが熱中症になった
ある知り合いの設備屋さんに知人宅のお風呂をリフォームする仕事をお願いしました。
その日は湿気が多く、照り付ける太陽というより、蒸し蒸し汗がとまらない暑さ。
紹介した手前、うまく工事が進んでるか休日に見に行きました。
壊されて窓もお風呂も無くなった浴室跡の中で、設備屋さんが水道配管を新しく施工していた。
「暑いですね~」と呼びかけると「意識朦朧とする暑さですよ」と。
もう既にこの時に熱中症になっていたんだと思います。
しばらくすると設備屋さんが「あかん、吐き気して眩暈する・・・」と
外へ出てきたが、唇は乾き顔色も悪い。
なんか汗が出ない・・・というので知人の奥さん(看護師)を呼んでくると
「熱中症なってるから、頭に少しずつ水を掛けてあげて~」というので
水を少しずつかけてあげると
見る見るうちに顔色も良くなり、かがんでいたが自分で座れるようになるまで回復。
「一人で中に居たら倒れてそのまま死んでたかも!」と設備屋さんは
自分で頭に水を被りながら話せるほど回復。
話しを聞くと、
水分はたくさん取っていたが、どんどん体が熱くなり、汗が出なくって吐き気が始まり
頭痛、眩暈がしてきた・・・・と話した。
あとで自分もその場所に入ってみると、陽の光は当たらないが風が全く入ってこない。
サウナに近いような、何もしていないのに汗が噴き出してきた。
熱中症になりやすい環境の
気温・湿度が高い
風が吹き込まない、がまさに当てはまる場所で、
熱中所になるイメージ「灼熱の太陽」
とは真逆の場所でも熱中症になる可能性を初めて知りました。
応急処置として、熱中症を疑ったらまずは腕などに水を掛けて
タオルを水に浸けて絞らず首に巻いたり、頭から水を被るのは有効との事です。
自分も熱中症になった!釣りから帰ってきても頭痛がおさまらない
次は自分が体験した軽い熱中症。
8月の太陽が照り付けるサーフで釣りをして数時間が経った頃、
なんか頭痛がする・・・と、普段頭痛を経験することは殆どないが
「昨日睡眠ゼロで釣りに来てるしそろそろ帰ろう」
と車に戻りエアコンをつけるがいつまで経っても体が涼しくならない。
熱がこもってる様なそんな状態で頭痛も変わらずガンガンしている。
帰ってからも頭痛は止まらず、これは寝ないとヤバい・・と思い
エアコンが効いた部屋で寝たら直りました。
熱中症になりやすい体の状態のひとつ
「睡眠不足」
のまま釣りをしていたことで熱中症になりやすい状況を自分から作ってしまっていた。
釣りに集中していたりすると、水分を摂ることも忘れることがある。
水分だけたくさん摂っていれば良い問題でもないが、
(水分摂りすぎも注意!)
喉が渇いてから水分を摂るのではなく、小まめに少量ずつの水分補給が一番効果があるそうです。
また、熱中症にはスポーツ飲料のイメージもありますが、
スポーツ飲料をがぶ飲みすると糖分の過剰摂取になったり
飲んでも飲んでも逆に喉が渇く症状になったことありませんか?
これは「ペットボトル症候群」と呼ばれる症状で
倦怠感を引き起こしたり、なんか気持ち悪い・・・と自分もなってことがあります。
釣りにはスポーツ飲料1本と麦茶で熱中症対策
釣りをする上で熱中症にならないようにするには
- しっかりと睡眠をとる(人に言える程自分もあまりとれていない)
- スポーツ飲料を凍らせて、麦茶も1本持って行く
- 帽子をかぶる
- こまめな水分補給(ガブ飲みしない)
- ヤバいと思って吐き気や頭痛がしたら、海の水をすくってかぶる(あまりやりたくは無いけど)
- 釣り場にはあまりないけど、近くでどこか日陰になる場所を探して退避場所を見つけておく
これらを行うことで釣り中の熱中症対策としてはかなり有効だと思います。
一番は少しでも気分が悪くなったり、頭痛が始まったらすぐに車に戻ること!や
近くに釣り人が居れば助けを求める、ですが
もう少しで良い潮が流れ出すし・・・と思ったりすると
なかなか釣り場を離れることは出来なかったりするのが一番危険なことですからね!
気を付けて夏の釣りを楽しみましょう!