最近発表された研究で、1950年以降「イカ・タコ」の
個体数が急増し今後の生態系に影響が出る
と危惧されているとの記事を見ました。
Global proliferation of cephalopods
Doubleday et al. compiled a global dataset of cephalopod abundance and demonstrate
that squid, octopus and cuttlefish populations have increased over the last six decades.
that squid, octopus and cuttlefish populations have increased over the last six decades.
記事を要約すると
- イカ・タコは知的で、環境適応能力が高く成長が早いため
- 深海にも生息出来、襲ってくる捕食者自体が少ない
- 魚の乱獲により襲われる捕食者が減ったため
この3点が特に大きな理由。
釣果としてのイカは皆さんよくご存じ毎年大きく当たり外れがあるかのように
危惧されて要るほど毎年毎年爆釣とはいかない。
大量にショアから釣れる様になっているよりも
アオリイカなどを狙う「エギンガー」と呼ばれる釣り人口の
増加ばかりに目が行きがちで、激戦区では
「すぐにイカが擦れてしまう」ともよく聞きます。
結局地球温暖化になると釣りとしてはどうなの?
最後に、地球温暖化で高水温になればなるほど魚は深場に落ちてしまう事が
想像できますが日本だけの狭い範囲で見れば、雪が降る地方の海は
釣れる時期が過去よりも早くずれて、対象魚のシーズンが早く始まったりも
するそうですが、早く始まる分、例年の終盤時期まで釣れるとも限らず
結局、地球温暖化は釣り人にとっても良いことなど一つもない。
もちろんすべての地球上の生き物すべてに良いことなど一つもないのだが・・・
アオリイカの秘密にせまる―研究期間25年、観察した数3万杯 (ベルソーブックス)
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上田幸男 海野徹也
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