自分の知り合いに御年72歳のエギングを楽しんでいるオジサンがいる。
自営なので1か月で10釣行程度、2020年9月だけで80匹釣り上げる
現役のエギンガーです。
昔はアジの泳がせ釣りでアオリイカを釣っていたそうですが、
10年ほど前からエギングを覚えて毎年9・10月は月に100匹を目標にしてるそうです。
1度たまたま釣り場に行く途中の漁港でエギングをしていたら
「今日はたくさん釣れたから持って帰らんか~?」と呼ばれ
しばらく釣りを観察していると、ほとんどロッドアクションさせない。
「もう年やからな、腕が上がらんわ」と言いながら
手前にロッドを引きながらタイミングよくリールを巻くような動作をして、
3,4回回巻くとボトムを取るの繰り返し。
「落ちる時のアタリを待つんや~!」と話していた。
細かく書くと分かり辛いのですが
PEラインとエギはロッドアクションの反発によって大きくダートします。
ラインとエギが直線でリールを巻くとロッドの影響を受けないため
ロッドの先端(ティップ)位置へ向かい巻いた分だけ勢いよく上がってきているだけです。
意味わかりますか?分からなくても良いです(笑)
フォールの重要性です!!
オジサンエギンガー、フォールさせるためだけに巻いてるのです。
多少のアクションはしていたとしても、ほぼ平行に近い角度。
「秋の新子シーズン、プロアングラーや上級者がするようなロッドアクションしなければ釣れない」のではありません。
フォールをしっかり取って、ステイさせれば
絶対数の多い新子シーズン釣れます!
10釣行で100匹釣るということは当然イカの絶対数が少ないシーズンだと厳しいと思いますが
今現在1釣行5~6匹は必ず釣れる初心者を脱した方、
フォールをもっと重視しましょう!
フォールを征するものはイカを征す。
その為には、どんな海の気象条件でもこのエギだったら、
「着底までの時間、着底したということが間違いなく理解できる」
使い慣れたエギを必ず一つ作ってください。
数日前にもオジサンのお店に仕事中寄ると、正確なデータは計測してませんが
「どうや!」と2㎏程度はあるアオリイカの写真を見せて
「これ昨日釣ったんや!」と自慢されました(笑)
何歳になっても釣りで自慢できるって素晴らしい。
こんな風に老後を向かえれたらな・・・と毎回思う。