個人的な思い

久しぶりに海のゴミについて考える

かなり久しぶりに文章をこのサイトで書きます。

毎年夏になると海のゴミ問題がクローズアップされていますが、

やはりメディアの力は大きくて、

今年はいつもより海洋ゴミに関して人気タレントが漂着ごみの多い地域を訪れたり

クローズアップされている気がします。

我々釣りを楽しむ釣り人は釣り経験が長くなるほどに

ゴミに慣れていきます。

人間とは恐ろしいものです。

釣り場でのごみ問題に関してSNSなどでも取り上げている人は

釣り経験が長い人よりも、釣り歴の浅い人が多いのが事実です。

その理由は

自分も子供と海水浴場を離れたサーフへ貝殻を拾いに行ったときや

カメラマンとしてモデルさんを撮影でサーフへ行った時など

子どもやモデルさんの第一声は・・・・海綺麗ではなく

なんてゴミだらけで汚いの!」でした。

自分はいつものゴミだらけのサーフに慣れてしまって

何も感じなかった。

逆に初めて、整備されゴミ拾いが行われている観光地や海水浴場しか

見たことのない人にとっては受け入れがたい漂着ごみの山に

絶句してしまう・・・・

これが釣り人の中でもいつも見ている人と釣りを始めた人との大きな違いでもある。

釣りの経験が長ければ、ルアーロストやラインを切ってしまったことなど

多々あり、ゴミを出していないとは言えなくなってしまうことも

メーカー・個人ともに罪悪感となり声を大にしては言えなくなってしまう事もある。

 

海にあるゴミは、人類の全てのゴミが流れ着いている

これもかなり前に記事として書いたが、

漂着ごみの多くは海外から流れ着いた漁業の漁具だったり

生活用品のプラスチックごみです。

しかし、海流が日本へ向けて流れただけで

日本のゴミもまた違う国へ流れて着き漂着ごみとして

「日本のくそヤロウども」と思われているのが現状なので

お互い様なのです。

新型コロナウイルスも一部の国で抑えたところで、全世界で抑えなければ終息といえないのと

同じようなことですね。

 

そして海のゴミは釣り人が出すゴミ、漁業関係のゴミ、漂着ごみの他に

街から流れてくるゴミも多数です。

空前のアウトドアブームともいわれ、キャンプをする人が増えれば

ポイ捨てゴミも増える。

BBQが流行ればゴミを放置し川に流れ、海へ辿り着く。

水は山から街を通り海に流れ着く。

 

その道中でポイ捨てされたゴミの多くは河川でも取り除かれてはいるが、

大雨が降ったりすると一気に海へ流れていきます。

人が出す、すべてのポイ捨て・放置ゴミは海へと流れつく。

 

海の漂着ごみとして大きくクローズアップされるのは

色んな利害関係を除けば、人はみんな海が好きだから。

恋人やご夫婦、友達や家族と海の想い出を持っている人は非常に多いでしょう。

海には人を癒す力があるし、釣りを始め多くのマリンスポーツを楽しみ

人生の糧としている人達も多い。

海を眺めるだけが好きな人も多い。

しかし、そこにすべての人間が出すゴミが流れ着いているのを目の辺りにしたら

どうしますか?

あなたの眺めに行く海が綺麗なのはきっと観光地やお店などが近くにあり

ゴミ掃除を有志の方や観光地の方々がマメにゴミ掃除を行っているからです!

ゴミは拾わなければなくなりません。

海のゴミだけでなく、山や川に遊びに行ったとき、

街の中でもゴミはゴミ箱に入らなければすべて海に辿り着いてゴミとなっていることを

覚えておいてください。

あなたの子供たち、お孫さん、数十年後には海で泳ぐことが出来ないほど

ゴミに覆われた海となってしまうのを止めるのは今を生きている私たちなのですよ!

 

毎年、お盆の期間は釣りをせず海に行きゴミ拾いを行っています。

ゴミ拾いをしているとその光景を見て周りの方が手伝ってくれたり

ありがとうと感謝されることもありました。

ゴミ拾いが出来ない人なんていないし、ゴミを出さない工夫も容易に出来ます。

誰かがゴミについて発信し続けていかなければ、

海のゴミや釣り人が出すゴミも減らないでしょう。

ルアーをロストし、ラインも切れてしまったのであれば

その分の倍のゴミを持ち帰りましょう!

それが釣り人の海で遊ぶものとしてのマナーではないでしょうか?

 

-個人的な思い

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