昨年の年末にもお伝えした、氷見寒ブリ不漁
2016年に入ってからも不漁は続き、2011年にブランド制度「ひみ寒ぶり」宣言が
ひみ寒ブリ宣言・・・・・「2011年度から基準を設け漁業関係者らで作る審査委員が
ブリの形やサイズを確認しシーズン入りを宣言すること」
導入後初めて、見送られることになったそうです。
寒ブリシーズンが始まった昨年11月から今月20日まで1匹が7キロ以上ある大型ブリの水揚げ量が
800匹足らずと例年同時期の30分の1以下に激減しているそうです。
日本海の海水温の影響で回遊ルートが変わり北陸沿岸に回遊してこないことが原因だそうですが
山陰沖ではブリの漁獲が急増しているそうです。
価格の方も、サイズの大きな貴重な佐渡産だと1匹5万円以上と
昨年の倍値まで跳ね上がっているとのこと・・・
時事ドットコム
日本海水温
第八管区海上保安本部海洋情報部 平成28年1月 詳細水温図・海洋速報
2016年1月の日本海海水温
グレー色の部分は雲の状況などで観測できていないそうですが、こうやって
上下で見比べると、明らかに海水温が今年は暖かいのが分かりますね。
先週末から寒波が日本列島を襲っているので、この流れで残っていた
ブリの群れが日本海沿岸部にルートを変えてくれれば良いのに・・・・・
そう簡単にはいかなさそうですね。
今年満足行くサイズや漁獲量が揚がらなかった、氷見漁港の
「ひみ寒ぶり宣言」
ブランドを守るために、品質や本数をかんがみて宣言を見送ったそうですが
北陸新幹線開通で寒ブリ目当てにする観光客も増えているそうなので
期待を裏切る前に見送ったのは素晴らしくも有り、残念なことでも有りますが
自然環境の変化は恐ろしいですね・・・・・。