染料関係で仕事をしているわけではないので
どれくらい非常事態?なのか
日本に影響は無いのか?
分かりませんが、染料世界最大手は
6月から赤色の供給制限を始めているし
実際に代替調達の検討に入っている
企業もあるとの事です。
全世界で“赤色”が不足している。
代表例は自動車用テールランプの赤だ。
中国の環境規制強化により2018年春から
現地の染料原料メーカーが相次ぎ操業停止となり、
特に赤色の供給不足が長期化している。
染料を使う化学メーカー間では代替調達の動きも出始めた。
問題の根本は生産の中国一極集中にあり、
サプライチェーンの構造的欠陥が図らずもあぶり出された。
染料世界大手の独ランクセスは6月から赤色など
一部製品のフォースマジュール(不可抗力による供給制限)を継続している。
法令違反を調べる中国政府の環境査察により、
染料産業が集積する江蘇省や山東省で原料・中間体メーカーを含む
工業団地の操業停止や閉鎖、移転命令が続出。
その結果、ドイツでの染料製造に大きな支障を来している。
独ランクセスが得意とする染料はポリカーボネートやアクリル樹脂、
ポリエチレンテレフタレート(PET)などの合成樹脂に着色する。
車用テールランプのほか、飲料用ペットボトルや玩具など最終用途は幅広い。
樹脂を手がける日系化学メーカーなどは現状在庫で対応しているものの、
代替調達の検討に入った。ただ、新たに顧客の認証取得が必要で時間がかかる。
まだまだ染料メーカーは在庫があるだろうけど
長期化するとルアー価格も
「原材料の高騰により値上げ」などの事態になり
怖いのは一度値上げすると、原材料価格と販売する時期とは
タイムラグがあり過ぎて簡単には値下げできない事態になる事ですね。
ルアーカラーから赤色が無くなると、
ナチュラルカラーやクリアカラーしか作れなくなるほど
赤色の混合率は大きそうですが・・・・。
ルアーカラーを代表するレッドヘッドなども
違うカラーを混合して赤を作れるのだろうか?
たしか赤・黄色・青は他の色を混ぜて作れない色のはず。
しかし、さすが中国は恐ろしい国だ・・・。
今までどれほど環境に劣悪な条件で生産していたのか?
恐ろしいですね。
高度成長期の日本も同じような物だったのかもしれないが
共産国は内部の状況が伝わらない。
我々一般社会にはあまり関係の無い事かもしれませんが
世界では赤色が不足しているとの事でした。