釣りを始めてそれなりにルアーの性能や仕掛けの性能が
分かり始めてきた。
そして魚もそれなりに釣れるようになった。
興味や純粋な釣りの楽しさが、妙な自信に変わってくる頃
特にミスを犯しがちになります。
「慣れ」ですね・・・・。
今回は自分も経験したし、反省したこと、
自分への戒めも含めてご紹介します。
釣りに慣れた頃に犯す大きな8つのミス
自分に都合の良い、いい加減な天気予報
天気が晴れ=波は低いと勝手に判断する。
海に付いたら、うねり、波高。
海のそばに住んでる人は別ですが、街の中に住んでる気象と
海とでは大きな差があるし、波も高さだけではなく
波の向きも自分の立ち位置に向かってどちら側から
波が当たるのかも十分に把握しないと
せっかく海に来てしまったから釣りしよ~と
中途半端な気持ちで釣りをするのは危険です。
釣り禁止場所へ侵入する
これは犯罪です。
軽犯罪法で不法侵入に当たります。
昼間は可能であっても、夜間は釣り禁止場所に指定されている所も
あったりフィールドを熟知しましょう。
それと、初対面の釣り人と話をすると
年に一人か二人は必ず、
「某有名侵入禁止釣り場でよく釣りをしている」と
自慢のように話す人が必ずいますが、
聞いていて、失笑ものです。
なぜ自慢するのか?
意味が分からないし、
落水し亡くなる方が数年に一度必ず出る場所ですが
釣り人総てにそういった目が向けられるので辞めてください。
後方確認をせずキャストする
釣り動画などでもよく見られますが
周りに知り合いであってもキャストする際
危ない!と思う場面をよく見ます。
どうしても毎回知り合いと釣行して近くでキャストする際は
フックをバーブレスにしておくか、一声かけながらキャストしあう位の
気遣いも必要だと思う。
フックは凶器になりうることを忘れないでください!
装備の整っていない初心者を危険なフィールドに連れて行く
これは人に言う事では無いかもしれませんが
彼氏はライフジャケット、スパイクブーツで装備万端。
彼女はスニーカーに普段着で磯場へ釣りに来ていた
カップルを見たことがある。
まぁ楽しみを二人で共有したいのは十分わかりますが
彼女にそんな軽装で何かあったらどうするのだろう?と
思って見ていたことがあります。
自分はしっかりとした装備であって良く知るフィールドでも
水辺は何かあったとき、人の身まで救えないのが現実です。
せめて浮力のある物だけでも買ってあげましょう!
食事1回ほど我慢すれば買えるライフジャケットあります。
自分の通うフィールドで他のアングラーを敵対視する
別に365日あなたがその釣り場に通っていようが、
そこはあなたの土地でも何でもありません。
釣り場のトラブルでよく聞かれますが
「いつもそこ俺の場所だから」的な
勘違いする俺様的な発言をする方。
特に連休や対象魚が釣れてる時期など、
人が多い時ほど登場しますが、
そんな時こそ、いつも通っているのであれば
たまには譲ってあげたら?と大きな心で譲り合いですよ。
大海原を前にして大きな心で楽しみましょう!
釣り場で揉めても魚は釣れません!
他によく聞かれるのは、複数人で釣行していて
他のアングラーが入って来れないようにわざと微妙な感覚で
キャストしたり等、明らかに迷惑です。
別に人数多くその場にいてもなんの優位性もありません。
逆に大人数で入っていてゴメンね・・・だと思いますけど。
同じフィールドに通い慣れてくると、
普段から訪れるアングラーを
分かるようになります。
自分もそうですが、
あの人は挨拶して気付いているにも拘らず
知らないフリをされたり、
大きな声で挨拶してくれる等
人を見ます。
結局はコミュニケーションも釣りの一部です。
別に釣果云々話し込まなくても、挨拶する、しない、で
大きく釣り場での気持ちよさも変わります。
いつもこの場所をメインフィールドにしているから・・・と
メインフィールドにしているからこそ、譲り合いや
挨拶など気持ちよくしてみては如何ですか?
無駄なキャストをする
釣れないと考える時間帯に、
無駄なキャストをしていませんか?
魚は音に敏感です。
バチャンバチャン!と異常なほど
水面に音が立てば
魚は食い気を失い、隠れて出てこなくなります。
音でアピールする場合は別ですが
良くありますよね?
少し休憩して、「間を開けたらいきなり釣れた!」
回遊魚を狙う際、ルアーを常に海へいれておくこと
とも言われることがありますが、
同じルアーをキャストし続けるよりも
大きくレンジが変わるルアー、スイム・カラーが変わるルアーを
チェンジしてみるのも釣果への近道かもしれませんよ。
ヘビーすぎるタックル使用からくる疲れ
無駄なキャストをすると疲れる。
疲れてくると狙いたいピンへキャストできなくなることの方が
実は大きい。
あるプロアングラーがセミナーで話していましたが
「釣れない人ほど、ヘビータックルを使っている」
これはヒットしてからのことではなく、
疲れが出るから、
- キャストの飛距離が落ちる
- キャスト精度が落ちる
- 釣りが雑になる
しっかりと理論づけされることですよ!と話されてました。
無謀なライトタックルの釣りは推奨される物でもなんでもありませんが
自分が通ってるフィールドで例えてみてください。
磯マグロが釣れるような場所でもないのに
そんなヘビーなタックル必要ですか?
タックルはバランスです。
ロッド・リール・ライン・フック・・・
10年前に比べどれも進化しています。
ヘビーなタックルですぐに疲れてしまうよりも
もっとタックルバランスを考え
新たな釣り具購入を検討してみるのも良いですよ!
自分が使用しているメーカーが好きすぎて他メーカーを批判しかしない
皆さんそれぞれ好きなメーカーは拘りがあって良いでしょう。
頭の先から道具迄一式好きなメーカーで揃えるも良し!
メーカーバラバラで機能性を重視するも良し!
しかし、他人が使っているメーカーに口をはさみ始める・・・。
それぞれ好き嫌いあるのは良いが
自分が使用している以外のメーカーがそこまで性能差があるのであれば
そのメーカーは既に淘汰されているのでは?と
考えたことがありませんか?
どのメーカーにも一長一短あってそれを選ぶのは人それぞれ。
以前ブログを書いていた人で、もう今では過去の人になった方がいますが
あるメーカーに対して猛批判をしていましたね。
敢えて批判をすることにより反発する記事が出ることで
商品告知をしているメーカーの中の人がやっているのでは?と
思ったことがありますが、
批判するくらいなら、自分が良いと思った製品をドンドン紹介しましょう!
慣れは時に人を異常にする
今回ご紹介したような事例は
自分も経験してきたし、これからも経験し続けることです。
特に、気象に関して・・・・
晴れているから釣り日和の固定観念は今すぐ消し去りましょう。
波高計で1mの波が津波でもないのに突然5mなどになることはありませんが
2m~2.5mの波が来ることは決して珍しい事ではありません。
特に波高計はピンポイントで掲載されてるものは少なく
少し離れた沖合の波高が出ていることが多い。
この位置の波高だと自分のフィールドはこの高さになるなど
慣れとは違う、経験も十分に必要ですね。
しかしその経験則に頼り切ると人は確認を怠るようになります。
海は危険!を絶えず感じながら釣りを楽しでくださいね!