ある方のSNS投稿です。
魚が安くて泣けてくる!
10kgのカンパチが2000円にしかならない。
頑張って釣って、氷の管理をして遠くから運んで、
ガソリン代と氷代くらいにしかならない。
仲買人様は県内のお得意様の所へ保冷車で運び2000円で買った魚を15000円で売る。
今一本釣りの漁師の高齢化が進み、獲れる魚の量が減り、○○、○○、○○○の漁協が合併した。
魚価が安いのは今に始まった話ではない、
真鯛がkg100円や200円、ワラサが10円なんてのはざらで、
皆不満を裏では口にするけど、問題化出来ない。
問題化しようと行動しようものなら仲買人様に魚を
さらに買い叩かれ生活出来なくなる恐れがあるから。
一番の問題は漁協の体質にある、なぜ魚価が安いのか、
競らないから安い。昔からいる数社の仲買人以外は競りに参加出来なく、
新規の仲買人は絶対に入れさせない。
そもそも競りの前にいくらまで出すか皆で相談し値段を決める、
こんなのは競りではなく談合である。
漁協の人間も仲買人も漁師が獲ってきた魚で生計を立てているのに、
漁師の首ばかりしめて、自分達の首をじわじわしめているのに全く気付いていない。
自分は○○○○漁業協同組合に所属し、船を持っている中で一番若い、
主に遊漁船業で生計を立て水揚げは大してないからはっきり言える。
年々漁獲量が少なくなり、進化する時代の中で、
こんなシステムで何時までもやっていたら、15年後一本釣り漁師は絶滅する。
SNSでグチを言っていてもしょうがないけど少しでも多くの人に現状を知ってもらいたいです。
今月いっぱいで○○○漁港の市場は閉鎖します。
今回の件でもう市場で魚を売るのを止める事にします。
自分で料理屋さんや魚屋さんに直接買ってもらえるよう頑張って見ようと思います。
長文失礼しました。
テレビの番組内の企画で高級魚を捕る漁師は年収何千万・・・・とか
メディアで放送されるのは良い面しか映らず、我々消費者にとっては
「こんな高額な魚を捕る漁師さん達は良い報酬を取っているのだろう」と
思ってしまうのが普通で、ある程度のマージンが乗っているのは想像できるが
ここまでだとは思いもしませんでしたね。
古い業界だと、当然老舗や昔からの業者が強いのはある程度仕方ない。
しかし新規参入を拒んだり、新しいやり方を拒むのは破滅の始まりでしかない。
いろんな面があり、これは当然一部だし見えてこない部分もありますが
こうやって苦しんでいる漁業関係者は多いのでは?
結局後継者がいなくなる業種は時代の流れもあるかもしれないが
それ以上に新規を拒んだ結果の果てなのではないかと思い
掲載させていただきました。
書かれていた方は、今後より一層大変だとは思いますが
自分の思う道を後悔しないで進んでほしいと思います。