9月に入ると一気に釣り場はエギングを楽しむ人により賑やかになります。
しかし気を付けたいのがスズメバチに刺される被害。
海の側・・はすぐ後ろが樹々が生い茂る林になっていたり
山の中と同様にハチの巣は多いです。
そこで今回は特に最も攻撃的なスズメバチが襲ってくる理由や
対処の仕方などをご紹介します。
因みに過去2回スズメバチとアシナガバチに刺されてます。
スズメバチが襲ってくる理由と刺された状況
スズメバチが人を襲う理由
- 黒色に攻撃的な行動を示す(蜂の巣を襲うクマと同系色だからなど諸説あり)
- 巣を攻撃されることを守る防衛本能
- 激しく動くものや音、手などで振り払うと攻撃してくるものとみなし自己防衛
- 化粧品、フレグランスなど強い匂いはスズメバチが興奮する刺激臭となる
我々人間はスズメバチや巣を襲う気が無くても、多くの事柄で刺激してしまっていることに!
そして私個人は10年間ほどで、
スズメバチに1か所、もう一度はアシナガバチに10か所以上刺されました。
山の中で仕事をしていたわけではありません。
しかし、刺された際に共通していたことなどを。
蜂に刺された際の状況
- 巣に気付かず直ぐ横を通った
- 黒い服を着ていた
- 9月だった
- 制汗デオドラントを付けていた
もう刺してください!と言わないばかりの状況です。
蜂の巣の存在に気が付かなかった
9月、住宅の軒先で日中話していた時の事。
エアコンの横を通ったところ、ブーンブーンと音だけですごい数の蜂の存在に気付き
服の中まで侵入してきて、10か所ほど刺される。
エアコンの室外機の後ろに大きなアシナガバチの巣が。
巣の存在に気付かなかった。
8月~10月頃、蜂たちは自分の巣の周りで他の生物の振動や音、匂いを感じると
巣を攻撃してくる敵とみなし、一斉に飛び立ち攻撃してきます。
まずは威嚇してくる偵察部隊が必ずいますがそれにすら気付かず、巣に近づいてしまった。
この時自分は黒い服、話をしていた相手は白い服を着ていたが
相手は頭に数匹飛んできて払っているのを見たが刺される被害は無し!
汗止めとしてデオドラントを体に塗っていた。
黒い服を着ていてスズメバチに刺された
特にスズメバチは黒い色に対して攻撃的な行動をとります。
この時は6人でBBQをしていて自分が黒い服、5人は白系のTシャツ。
余りにもBBQをしている周りを飛ぶのでその中の一人が持っていたタオルで振り払った瞬間、
自分に対して攻撃・・・・。1か所刺される。
黒い服を着ていた、制汗デオドラントを塗っていた状況は以前刺された時と同じ。
2回とも共通していたことは・・?
蜂が黒い色に反応するのは本当だと思う
2回とも自分は黒い服を着ていました。
そして最近も全身黒いフィッシングウェアで釣りをしていますが
やはりスズメバチが近寄ってきて何度も威嚇されました。
スズメバチが黒色に敵意を示すのは、
何の根拠も無いが「蜂の天敵=クマが黒いから」や
そもそも「黒色」を攻撃してくる習性を持っている、
スズメバチの視力は人の様なカラフルな世界が見えているわけではなく
モノクロの視界が見えていて黒は色が濃いから蜂に最もよく見えるカラーなど、
兎に角、黒色に対しては警戒し攻撃的な行動をとる。
他にもスズメバチに襲われた人の話を聞くと、濃い服の色を着ていた時が多く
”白色の服を着ていれば絶対安心!”などの自然界において絶対は無いが
黒や濃い色の服よりは確率的には少ない。
事実、ハチの巣駆除を業者に依頼すると全身白色の防護服で来ますからね。
釣竿を激しく動かすとスズメバチが寄ってくる
ここ最近、釣り中にスズメバチが現れた時に色々試してみました。
実際に刺されるまでは至っていませんが、
キャストして、そのままリールを巻いている分には近くを飛んでくることはあっても
さほど警戒レベルにまでは近寄って来ませんがあることをすると
直ぐに寄ってくる。
釣竿を大きくアクションする!
もうあっという間に警戒レベル・・・顔の数十センチ付近に飛んできて
ホバリングしたり
まるで「なにブンブン振り回してるんだよ!」攻撃するよ?と
警告するかのように近寄ってきます。
明らかにロッドアクションを付ける時と、ただ巻きだけしている時の
接近してくる距離が違います。
ロッドを動かす振動で感知するのか、視覚的に感知するのかは分かりませんが
トップウォータープラグの誘い出し程度のアクションでも急接近してきます。
ほぼ釣りにならない状況なので撤収しましたが、
エギング・ショアジギングシーズン真っ只中で、まさかスズメバチの襲撃で
釣りにならない状況に陥るとは・・・。
制汗デオドラントに関しては、整髪料や化粧も付け過ぎない程度であれば
黒い服を着たりロッドアクションを激しく行うことに比べたら
スズメバチに攻撃される影響は小さいように思います。
スズメバチに襲われない対策としては
- 黒や濃い色の服を避ける
- 大きな振動やアクションをしない
- 巣に近寄らない
- 顔や頭の上でホバリングされたら頭を低くして後退り撤収
残念ながら釣り中、スズメバチを追い払う手立てはありません。
スズメバチが旋回して着たら、頭をなるべく低くして少しずつ後退りにその場を離れるしか
ありません。
森林香が効果ある!やハッカ油もハチ自体を寄せ付けないことに効果はあるそうですが
絶対刺されない保障などありませんからね・・・。
スズメバチは暗い時間には活動している数が少ないので、
エギングを楽しみたい方は夜、ショアジギングを楽しみたい方は
マズメ時だけ勝負!明るくなってきたら即撤収するしか対策としてはありません。
もう少し涼しくなれば、
ウェアを着たり顔には防護ネット付きの帽子で物理的に肌の露出をゼロにして釣りをするのが
最も対策としては有効です!