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田舎への移住「車が無くて田舎移住はやめた方が良い」

これまで何度か取り上げている、田舎への移住。

私が住む福井県は田舎暮らしに憧れるような人が、絵に描いたような田舎です。

福井県へ田舎暮らしに憧れ移住

 

実際に田舎暮らし体験を書いてる人の多くが独身、数か月間の移住を元にした体験談。

家族で移住し、移住して数年間以上の定住経験のある記事なんてほとんど無い。

移住は良い面しか表に出ないが、以前お伝えした冬の暖房費や車のガソリン代・維持費など

田舎暮らしに憧れて移住失敗した人の4つの誤算

数か月程度では分からない実態が出てきます。




 

雪が降る福井県内への移住は車がないと地獄

福井県田舎暮らしなどで検索すると、まとめサイトにこのような事が書かれていた。

徒歩20分圏内にスーパー、銀行、郵便局など集中して建っているので車なしで生活可能!

独身でそれに不便を感じないのであれば良いと思いますが

福井県は平地でも雪が降ります。

雪が降る車社会として道路も作られているので、溶けた雪と融雪装置で道路に水は溢れ車の水撥ね被害、靴はずぶ濡れ。

綺麗な雪景色は道路にはなく、車の排気ガスや泥で汚れた黒い雪と泥交じりの雪解け水。

 

公共交通機関のダイヤ間隔が都会の用に次から次へとバスも電車も来ません。

福井県内の各市内中心部以外へは1時間に1本か2本、乗り換えが必要な地域も多いです。

自分も経験がある、家族に病人が出た場合・・・

車があるので問題なく通ったりできましたが、車が無いことを考えると時間も掛かり乗り換えしないといけないなど

それなりの規模の病院は市内中心部にしかありませんからね。

 

病人のお世話は病院にお任せしていましたが、洗濯物や必要な生活品など週に何回か届ける必要があったり

同時に子供たちの送迎など数か月間地獄だったと今でも思い出します。

こんな時に車が無かったら・・・・。

 

田舎には田舎暮らしを推奨するしか人口増へ道は無いのか?

地方創生と2014年から流行語の様に取り上げられ、地方経済の活性化として始まり

2018年に投入された予算は1兆7877億円の予算がつぎ込まれたが大きな成果は上がっていない。

実際に福井県内に住んでいても、北陸新幹線は金沢止まり、高速道路は開通し観光客数は伸びた年もあったりするが

地方創生の恩恵は何?と疑問に思うことの方が大きい。

 

福井県の推計人口と世帯を見ると

 

福井県の人口と世帯(2019年3月1日現在)

 

全ての項目で減少。

この内容から見ても田舎暮らしに憧れるだけの移住者で人口が増え続けることなど有り得ないし

そろそろ、田舎暮らしだけをメインとした福井県への移住・定住のススメを変えていかなければ

雪が降り不便なただの田舎として人口は転出し続け益々限界集落だらけになり

福井県内においても、市内中心部に人口は集中し人口が少ない地域へ居住する人は減り続ける未来しか見えてこない。

日本全国の過疎地方と呼ばれる地域すべてにおいて同じでしょうけどね。

移住者を募集している自治体は、数年レンタカーを無料で貸し出す、数年間公共交通機関無料で乗り放題など

相当な優遇策を出さなければ移住者で人口増など夢のまた夢になるでしょう。





 

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