青魚の事を青物と呼ぶが
青いから青物?
野菜を育てている方なども
ホウレンソウやコマツナ、
青物野菜と呼ぶが
葉の部分が緑色の物の総称として呼ばれているようですが
昔の方には緑と呼ぶ概念が無かったのか?
それとも青色は
「新鮮さ」を感じる色で
野菜も魚も新鮮なことが重要視される為なのかも知れませんね。
青物と呼ばれているのハマチやブリ、ヒラマサなども
青に見えたり緑の様な色にも見えるが
鯖や鰯などもかなり接近してみると青色よりも
実は緑に見えたりもしますね。
ここまでは人が青魚の事を青物と呼ぶ理由ですが
魚にとっては背中の青い色は理由があり
更に下腹が白いことも理由がある。
その理由とは
全ては生きて行く為
背中が青い理由は捕食行動をする時、
水面近くに餌となる小魚などが多くいますが
水面まで近づくと天敵となる鳥の視界に入ることになる。
この鳥から自分の姿を隠すための擬態。
保護色として青いのが青魚が青い理由です。
この辺りは調べればすぐに分るでしょう。
興味深いのはベリー部が白いという事。
ベリーは belly は
ベリーダンスのベリーで直訳すると「腹踊り」。
そう腹の部分が白い理由。
こちらは下から狙ってくる魚に対しての保護色。
水深が深い位置から上のレンジを見た場合に
立体感「シルエット」を無くすためですよね。
ルアーなどでよりシルエットを強調したい場合は
赤や紫、黒など濃い色を使ったりします。
色が白ければ白いほど下から見る魚には
自然な色として溶け込む保護色となる訳ですね。
でもルアーカラーで一番釣れる? ともいわれる
「レッドヘッド」
どうして保護色の白系に赤が釣れるのか!?
このカラー実はメタルジグに使われている物は少なく
ミノーに使われることが多いカラー。
この理由はまた今度書きましょう。
保護色を持つ魚は岩場に住むロックフィッシュや
砂の中や岩場にひっそりと生息するフラットフィッシュだけかと
思いましたが、1日中遊泳している青魚なども
保護色を持ち、常に上からも下からも襲われるかもしれない
状況で行く為の術が青魚の色になった・・・という訳ですね。
改めて魚の世界は理不尽に襲われたりする
「無秩序な世界」だと思いました。