大きな魚が釣れる秋シーズン!
磯へも多くのアングラーが訪れ
大型青物、シーバス、真鯛など狙う対象魚は多い。
しかし磯は危険が多い。
どんなに低い磯でも周りはゴツゴツした岩で
角が立っていたり、蛎殻や亀の手が岩に張り付き凶器と化す。
手にはグローブ、肌も露出させずに釣行すれば
全く問題ないが、それを凶器に変えてしまうのが波の力。
波も正面から身構えて受ける分にはそれなりに浮け流すコツを知っているが
気を抜いた瞬間にそれはやってくる。
自分はまだまだ磯初心者です。
波が1m超えた日はもしかすると物凄く釣れるかもしれないが
その前に立ち位置が完全に水に浸かりランディングに困るので
波が1mでは釣行中止。
しかしこれは自宅に置いての情報。
波が60~80㎝では釣りが可能と思い
海に向かった、その日の釣行中にそれは起きた。
磯釣行、甘く見た60㎝の波高計
波高計は釣行前夜から常に1時間置きにチェックし
海に到着する前も何度も確認。
波は下がり過程で、立ち位置も凪の日から比べて10mは下がるが
キャストは出来る。
しかしランディング場所を見つけられないまま釣りを初めてしまった。
リールを巻いてる間も波を見ながら、どこならランディングできるかな?と
常に前方の波だけを確認し、自分の後ろがどの程度
波を受けているのかをチェックしていなかった。
魚がヒット!大きなサイズ。
運よく?良い波が来て魚を足元まで。
波高計では下がり勾配だったチャートだったのに
波が大きくなってるような気がした。
リーダーを掴み魚をキャッチし5m程後方の大き目の岩に乗り
足元に置いた魚を撮影しようとした瞬間・・・・
高さは大きくないが流れが強い波を横向きに受ける。
波に押され岩から落ちたが両足で着地。
その時にルアーにはまだ魚が付いていたが後方に流されて
弧を描いたロッドの反発でフックが外れ、ルアーが自分目掛けて飛んでくる。
記憶を思い起こすと
その時にロッドを立っていた岩に叩き付け折れる。
お盆だったからなどと呑気な記事を書きましたが、
確実にランディングをする場所を誤った結果だし
画像を撮影しようとした場所も、どの程度波が被っているのか
未確認でした。
ここなら大丈夫だろう・・・・
大きな魚が釣れたことから冷静に波を見れなかった。
低い岩だったので落ちても大した事は無いが
もしも頭を打っていたら?
そのまま流されて「お盆なんかに釣りに行くから死んだんだな」と
無残な姿を晒していたかもしれない。
実際に海に行けば、波高計は目安でしかなく
セットで来る波は波高計の倍以上の高さになったり
波の強さも計算で予測できる物はない。
出来るのは波から絶対に目を離さない事と
常に波に対して恐怖を感じ続ける事も重要ですね。
気を抜いた瞬間にやつらは襲ってくる。
この日海に到着して30分もせずロッドが折れて、強制終了でしたが
ロッドが折れなかったらそのまま続行して
更に高くなった波で今度は怪我をしていたかもしれない。
ロッドの破損は痛い出費ですが、良い経験をしたとして
これからも磯に立ち続けたいと思います。