波、地形

凪の日でもあっという間にさらわれる『ヨタ波』に要注意!

夏の晴れた日や曇りでも雨さえ降っていなければ

サーフ、磯を問わずに海水浴客が多く訪れています。

 

 

海水浴場は沖にテトラポッドが入っている場合や

波の高さを監視委員が観て遊泳禁止にするなど

波の高さはあまり心配いりませんが

磯場の海岸で海水浴を楽しむ場合や我々アングラーは

『ヨタ波』に注意しましょう!

 

凪の日でも発生するヨタ波

 

ヨタ波・・・・・聞いたことが無い方も居るかも知れませんが

「一発波」などと呼ばれることも。

地元の釣り場も過去何人もの方が波にさらわれて

釣り禁止となっている場所がありますが

まさに「ヨタ波」が発生する場所で、海面から7,8m

あるにも関わらず、大荒れでもないのに

堤防が波で濡れていることがある。と

漁船に乗っている方に聞いたことがあります。




 

ヨタ波の恐ろしい所は凪の日でも起きる!

自分も磯へ釣りに行くようになり常に膝上辺りまで

水に浸かっていますが、たまに大きな波が突然沖の方から

寄ってくるのが見える時があります。

 

通常、波が起きる原理は簡単に説明すると

沖から陸へ向かって風が吹くから波が起きる。

その他には

  • 遠くで沖合で大型タンカーが通った時
  • 小型船が猛スピードで走り抜けた時
  • 遠く離れている場所に台風が接近している時
  • 波は小さいように見えても「うねり」がある時

 

この様な条件下で『ヨタ波』は発生することが多く

いろんな角度からぶつかったり

一度岸に押し寄せた波の力が他の波と合わさる等

複雑な要素なども関係して大きなうねりとなり

一発波『ヨタ波』が発生します。

足場の高い所でも釣り人をさらっていき悲しい事故になっています。

 

ヨタ波が発生する直前は、

「水面から水が引き、水中の岩や海藻が見えたと思ったら

今まで押し寄せていた倍の大きさの波に呑まれた!」

この様な事を体験談として話される方が多いですね。

命があるから体験談として語れるが

波にさらわれて亡くなった方の多くも

引いた波を見ていたかもしれない。

 

ヨタ波が発生する場所は地元の方には有名

 

突然発生するヨタ波ですが

地元の漁業関係者の間やサーファー達の間では

発生する場所は有名だったりします。

その様な場所は

「遊泳禁止・釣り禁止」になっている場所が多い。

遊泳禁止や釣り禁止は漁協側の都合でそうなっているのではなく

人の命に係わる事があるからそうなっているのであり

絶対に柵などを乗り越えて行くものではありませんよ。

 

以前釣り場で初めて会って話した方だが、

「いつもどこの釣り場に行ってるの?」と

聞きもしないのに

「○○(立ち入り禁止で大きな策がある釣り場)」にいつも行ってると

自慢げに話されていましたが、

立ち入り禁止釣り場に入るのが、なぜそんなドヤ顔で自慢できるのか

理解に苦しんだ・・・・・。

いい年の50代のオジサンでしたけど。

 

初めて入る釣り場でも、

濡れている岩の上には絶対に立たない!

絶対に海に向かって背中を向けない!

など波が弱い日や、ここまでは波は来ていないと思っても

その隙をついてくるように襲ってくるのが

『ヨタ波』の怖い所ですね。

突然襲ってくるヨタ波に注意して

夏の釣りを満喫しましょう。




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