アオイガイ科の生物をご存知でしょうか?
軟体動物門に属するタコの種類ですが
アオイガイ科の近縁種には「タコブネ」なんて呼び方もされるタコも居たり
タコなのに大きな貝殻を背負っている特徴がある種類です!
タコブネ、アオイガイ(カイダコ)の生態「メスだけが貝殻を作る」
今回はタコブネの生態に迫ってみようと思います。
アオイガイ(タコブネ)の生息域
太平洋・日本海
アオイガイ(タコブネ)の名称の由来
貝殻がプカプカと船の帆に見えることからと、
貝殻を2枚合わせると「葵」の花のように見える事から。
アオイガイ(タコブネ)の特徴
http://latesjp11.seesaa.net/article/433405618.html
アオイガイ(タコブネ)の大きな特徴に
「体がスッポリ入る程の貝殻を作る」というものがあります。
実はこの貝殻を作ることが出来るのは、メスのみで
石灰を分泌して自分用の殻を作る。
体長も魚類などに多い、オスよりメスの方が大きくなり
メスのサイズと比べると20分の1程度にしかならない!
メスは貝殻を作り、交尾したメスの体内で受精しますが
貝殻の内側に卵を産卵し、貝殻は卵を守る役目をする。
アオイガイ(タコブネ)は食べれるの?
イイダコ・マダコほどの歯応えは無いそうですが
タコとして食用も可で、一部地域で食べられている所もあるが
食用としての流通は少ない。
実はタコブネは、日本海側で何年かに一度の周期で大繁殖があり
船でイカ釣りをする仕掛けに釣れてしまったり
定置網に大量に捕獲されたりもします。
そして2018年はアオイガイ(タコブネ)が大量に繁殖し
船でイカ釣りをしているとよく釣れるそうです!
タコブネ・アオイガイの殻はオークションで取引されるほど人気!
自分も砂浜(サーフ)で何度かタコブネの殻を見つけたことがあるが
殻はとても薄く、少し強い力で触ったらポロポロと崩れ落ちてしまった。
タコブネの貝殻は、オウムガイやアンモナイトの様に
貝殻コレクターの中には収集している方も多いそうで、
オークションで1,000円~3,000円で販売されていたり
形のきれいな大きなサイズになると5,000円~10,000円で取引されたりもするそうです!
タコブネ【約5.0〜5.5cm/1個】貝 貝殻 シェル 巻貝 置物 絵画 海辺 デザイン フォト コレクター イカ タコ |
2018年はアオイガイ(タコブネ)が大量に沖に見られるとの事なので
海が荒れた後の、海水浴場など砂浜に探しに行くと
比較的見つけることが出来るかも知れませんね!
自分が見つけたことがあるのは、冬の終わりでした。
落ちている殻は薄くて壊れやすい為に大事に持ちましょう。
あとは、夏シーズン沖にマイカを釣りに行かれる知り合いに頼んで置けば
もしかして釣りあげて持って帰って来てくれるかもしれませんね!