今年も自身、サイトへ訪問して頂いているアングラーの全ての方が
事故の無いよう願っていますが、ふとした瞬間に海中転落は起きます。
突発的に起きる魚とのファイトや根掛かりを外す行為の最中など
予想だにしない事が突然起きます。
- ロッドを手にする事でまず、足元に対しての注意力が欠如する。
- ロッドやラインを気にするあまり体感のバランスが悪くなる。
足場が不安定なテトラ帯や高い岩の上から転落した際に水の中に落ちても
陸地であっても、どちらも軽いパニック状態となります。
幸か不幸か、自分も高い位置からの転落は在りませんが
川のテトラポッドをジャンプして着地の際にも落水したし、
海で転倒することも岩から波にさらわれ一回転など多数経験。
あざとかすり傷程度で済んでるのが奇跡だと思ったりするほど。
しかし一歩間違えば死です。
昔、自動車免許を取りに行ったときある教官に言われた。
「君は自分の意思なく人を殺してしまうかもしれない道具に乗っている。それを十分に理解してください。」
車は事故という形で人を殺してしまう可能性はある。
自分がそうしたいと思っていないにも関わらず。
免許を取得するまでの間、嫌みの様に言ってくれた教官のおかげで
今でも車に乗るたびにその言葉が思い浮かびます。
そして毎日、気を付けようと思う。
釣りは死ぬかもしれない危険な遊びと誰も言ってくれない
釣りを始める時、誰も死ぬかもしれない遊びだなんて言ってくれる人はいなかった。
運が良かったで済ませる話ではなく、これからも釣りに行く度に危険と隣り合わせでしょう。
凪で天気の良い日だけではなく、天候が急変する自然界で行う釣りに対して
自然環境は、手加減や融通など聞いてくれません。
そこに起きるのは自然環境が人を襲うのではなくそこにいる者が悪いのです。
その為にも、天候を読む力・今では釣り場にスマートフォンを持ち込まない者などいなく
最新の情報もすぐに手に入れる事が可能。
どんなに穏やかな気候だろうが、どんなに週間予報で晴れ続きだろうと、
必ず天候情報をチェックする癖をつけてください。
沖で風波が立ってきたり、”何か変化が出てきたな”と思ったら
雷警報が出ていて車に戻ったら大荒れとなり雷鳴が鳴り響き九死に一生を得たことも在ります。
釣りの落水事故で生存確率が上がる一つの方法!
一人で釣り中事故に遭うと、それを運よく見ていてくれた方がいなければ
誰も助けを呼んだり助けてはくれません。
落水して流されれば漂流して生き延びたなんて、奇跡に近い話で
ほとんどが
落水しパニックで海水を飲み溺死するか、
落下した際に頭部強打で脳震盪を起こし低体温症で死亡など
現実は落水=死とオーバーかもしれませんがそれくらい大ごとです。
しかし生存確率を高める方法があります。
複数人釣行で生存確率が2倍に上がります!
たったそれだけですが、海中転落した際、気付いてくれる人がいるのは
もしも同行者がその場で救助できなくても、的確に救助捜索地域を絞る事も出来るので
生存確率は上がります。
とにかく自然の中で行う釣りは死ぬ可能性がある遊びです。
そしてメーカーも釣具店も誰も警告してくれる人などいません。
当然です。
自己責任です。しかし自分が死んだらそれで終わりではありません。
家族や周辺の漁協関係者、警察消防、他の釣り人にも多くの迷惑を掛けます。
そして事故があった人に釣りを教えてあげた人は一生悔やむと思います。
「楽しいはずの釣りを教えたのに、こんなことになるなんて・・」と
何度も言いますが、
「釣りは遊び、スポーツです。
しかし安全な競技場や直ぐに車に乗って病院へ行くことも難しい状況な場所で行われます。
釣りに行く度にそれを思い出してください。帰るのを待っている家族がいます、
釣り談義を待ってる釣り仲間もいます。
今後も安全に自宅まで無事に帰ることを心掛けて釣りを楽しんでください!」