日本はマグロ食文化であるために、諸外国から
クロマグロを絶滅させるのは日本人だ!と言われますが
産卵期を狙った一網打尽の巻き網漁が昨年もいろいろ議論され
年々減少する水産資源としてのクロマグロを
近畿大学が養殖で
クロマグロの完全養殖を確立させたが、
天然のクロマグロは減少していくばかり・・・・・・・
そんな中、今年は沖縄近海のクロマグロ漁は豊漁で
1日に30本以上水揚げされるなどここ10年間で最も良い漁獲量になっている。
しかし、魚は周期で増減する為に今年は豊漁でも来年は絶対数が少なくなっていくことに
変わりはありません。
右肩下がりで来た物が突然V字回復などするわけもなく、
産卵する個体が少なくなっているのですから当然ですよね。
この水産資源の減少は
結局は我々が消費する、食べるから、漁が成立してしまうわけで
クロマグロ漁が儲かる→需要があるからという小学生でも分かる図式に。
豊漁だと不漁というニュースよりはもちろん明るい気持ちになれるが
短期的に見てというよりも長期的に未来のことを考えた
需要と供給のバランスは一度崩れたら取り返すことのできないほど
多くの問題を抱えてしまう事の一例の代表がクロマグロ漁ですね。
http://www.okinawatimes.co.jp/photo_detail/?id=169410&pid=2883725
以前、近畿大学のクロマグロ完全養殖の記事を書いたときに頂いたコメントに
「絶滅寸前のクロマグロを養殖する点とお金儲けでは完全養殖は100点!」
しかし1匹のクロマグロを育てるためにそれ相応の餌(サバなど)を必要とし
資源保護の真逆になっているのでは? とコメントいただきました。
まったくその通りであり、大義名分があればそれでまかり通るのもおかしな話しだが
完全養殖を否定してしまうのか?と言われればどうすれば良いのでしょうか・・・・?
回転ずし屋さんに行けば100円か200円でもマグロが食べれる時代、結局は
安く求める我々消費者の責任になるのでしょうかね~?
考えてみたけど結論が出せなかった。