数回にわたりトップウォーター縛りと呼ぶのか分かりませんが
チヌトップ、それも汽水域や河川を捨てた海限定で情報が欲しいと
無茶振りをされ何とか文章にしてみます。チヌオジサンです。
チヌの生態を含めていきなり本題へ
チヌトップに反応する海のチヌは回遊型が多い。
理由は磯などに居着きと呼ばれるチヌはカニ、藻、エビなど餌は豊富にあります。
ほとんどボトムに生息している物ばかり。
地域によって差がありますが早い所はゴールデンウィーク後辺りから7月頃位まで
産卵(ノッコミ)シーズンで浅瀬に接岸してベイトフィッシュ(小魚)を
捕食していたチヌを狙うのが
トップウォーターに反応する確率が高く、沖から接岸したチヌはベイトフィッシュを
食していることが殆どで、沖ではカニや藻を食べてる事はあまりない。
小魚を捕食していたチヌしかトップウォーターに反応しない訳ではありませんが、
考えてみてください、磯に住んでボトムに張り付いて
美味しい物が周りにたくさんある環境で餌を探して
動き回る必要がないチヌが表層まで餌を食べに来る必要がない。
餌釣りをされる方は詳しいですが、チヌは同じ道を1日に数回捕食しに通るだけで
あまり大きな行動範囲はありません。
チヌは警戒心が強いのはホント?
チヌは警戒心が強いから音に反応し逃げる・・・
チヌに聞いたのでしょうか?この辺りは何を基に警戒心が強いと判断するのか知りませんが
魚は皆、音に敏感です。
この点に疑問なのには理由があり、私の母親は海人(海女)をしておりました。
海に潜り岩を裏返したりすると、砂煙目指して黒鯛(チヌ)がワラワラと集まってくるが
直ぐ近くまで来ても警戒することもなく、舞い上がった濁りの中のエビ類などを食べている。と
いつも言ってましたが、こうも言ってました。
「1匹でもチヌに触れるとすべてチヌは逃げていくと・・・・・」
この用な事から「チヌの警戒心は強い」と言われているのかもしれませんが
釣り場で普通にしていれば特段他の魚よりも警戒心の強さという概念は気にしなくても良いと思ってます。
警戒心が強い魚がルアーの着水音に警戒しない筈がないし、トップウォーターにも警戒するのでは?
この釣りそのものを否定する事になってしまう。
次回は釣り場を探す事を書きたいと思います。
寄稿・文章 Thefirstone