例えば、人が魚を見る時は綺麗な水で在ればあるほど
魚が良く見え水槽で魚を飼っている人には
濁りは不満の種でしかないでしょう。
釣りにおいては濁りは良くも悪くも非常に重要ですね。
シーバス釣りをされている方は特に
雨=濁り=増水=出撃
このパターンが成り立ち
濁りを非常に重視されている方は多くいます。
サーフで重要な濁り
ヒラメハンターのMオジサンに以前聞いた話。
ヒラメハンターへの道
「濁りは魚の警戒心が薄れるから・・・・
これも一理ある。
しかし、サーフなどで濁りが入るというのは
2つのパターンがある。
ひとつは雨によって底に溜まっている砂などが舞い上がり
プランクトンが水中にたくさん飛び出し食物連鎖が起きる。
プランクトンを食べに小魚が。
それを狙ってより大きなフィッシュイーターが。
濁っていても潮の流れさえあれば、この食物連鎖が
綺麗に連鎖する。
しかし、潮の流れが効かないと
プランクトンを分解しきれないバクテリアが大量に残り
その影響で濁る水は「溶存酸素量」が少なく
魚は寄ってこない
もう一つは単純に川から流れ出た泥水や不純物が
沈殿せず浮遊している状態の濁りは
人も魚も嫌だよね。」
要点をまとめると
○ 底荒れしない程度に砂が舞い上がりプランクトンが発生
○ 潮が流れ食物連鎖が起きる
ヒラメやマゴチは底荒れしたりするとその場に定位も出来ないし
極端に水色の悪い時を嫌う。
ヒラメよりも個人的にはマゴチの方がその傾向が強い気がします。
マゴチは水質が綺麗な時の方が圧倒的に釣れる。
尚且つ潮止まりなど、潮が動かない時よりも
上げ下げで潮が動く時に良く釣れる。(魚全般そうだが)
○ 魚が寄っても来ない濁りの中には酸素が少ない
潮止まりの時間帯で、水面に汚い泡ぶくを見たことがありますか?
潮が流れ出すと消えるのに溶存酸素量のバランスが崩れた
水は魚も近寄らない濁り。
結局、濁りは良くも悪くも魚には必要不可欠な物であり
人が汚い場所や空気が汚い場所へ行くのが嫌なように
魚も酸素が少ない汚い水質は嫌うという事ですね!
昔、父親と釣りをしながらよく言われていた言葉で
記憶にずっと残っている言葉・・・・・
「雨が降り出すと、大きな魚が釣れる」
「海が荒れ出すと大きな魚が動き出す」
食物連鎖が起きるという事を違う言葉で
伝えたかったのだろうか?
それとも自分の経験で言っていただけなのだろうか?
謎である。