ヒラメとカレイの大きな違い
有名なのは頭を正面から見た時に
目が左寄りに並ぶのがヒラメ、右に並ぶのがカレイですが
(一部逆のヒラメとカレイがいます、特にカレイは種類が多いため)
口が大きく開き牙が見えるのがヒラメ、
おちょぼ口の様に見えるのがカレイですが
釣りの対象魚としては、食性が全く違う為に
狙い方も違うし
食べる事に関しても
ヒラメはお刺身
カレイは焼きや煮つけ料理
これは一部のカレイを除き
水っぽさや、鮮度が落ちやすい、
同じ味ならヒラメの方が生産性があるとの事から
見た目はほぼ同じなのに
お刺身はヒラメなのである。
しかしカレイも負けてはいない。
毎年、皇室献上される「若狭カレイ」は
江戸時代の書物にも
「是天下の出類、雲上の珍美ともいうべし」と書され
意味が分からないが、とても美味しいという事を
表すのに昔の人は巧みに言葉を使うものだと感心させられる。
ヒラメもカレイも普段は砂の中に潜り
目立たないように生息していますが
捕食になると
ヒラメは獰猛、凶暴な性格を表します。
餌となる小魚に噛みつき大きな顎で弱った小魚を
時間をかけて噛み食べます。
逆にカレイの方は砂の中にいる小さな虫などを食べる為に
凶暴性は感じられません。
同じ様な場所に生息しているにもかかわらず、
実は釣れる時期も大きく違います。
ヒラメは秋~冬にかけて
カレイは真冬に釣れます。
特に海の魚があまり釣れなくなる真冬にカレイは釣れるので
地域によっては真冬の寒空の砂浜で釣り人を観たら
「カレイ釣り」をしているのだと思って間違いありません。
同じ砂の中に潜りひっそり暮らしている
ヒラメとカレイですが、進化する過程で違う道を進み
一つは肉食系、一つは草食系と言うべきか・・・・・
同じ様に見える魚でも顔に出るとは
こういうことなのかもしれませんね!