「ウミシダ」と呼ばれる
海に生きる動物をご存知でしょうか?
名前や見た目も植物のようですが、
彼らは2億年前から海に生息して
「生きた化石」と呼ばれることもあるが
ウニやヒトデと同じ生物に分類される
棘皮(きょくひ)動物。
ウミシダの生態 何度でも生えてくる腕
多くが水中の岩場にしがみついているが
泳ぐことが出来る種もある。
基本的にはサンゴや岩に
まるで藻のように張り付いて生息している。
ウミシダの生態で驚くべきところは
茎の様にも見える腕に生えている羽枝と呼ばれる部分で
これが植物のシダそっくりなのが名前の由来ですが、
腕には再生能力があり、1日に1ミリも満たないペースで
切れてしまってもゆっくりと再生する。
その腕は分岐再生と呼ばれ、
1本を自ら切り落とすと2本が新しく生えてくる。
中央の本体さえ無事であれば、腕はどれだけ切れてしまっても
何度でも再生できる驚異の生命力を持つ動物です。
そして筋肉・神経系・関節を持ち神経があるという事は
脳もあります。
ウミシダは日本にも生息している?
日本にも二ホンウミシダが生息しているので
磯場などで海藻と思っていた物をよく観察すれば
それはウミシダかもしれませんよ!
まだまだ海には多くの謎めいた生物が生息していますが
まさか自分の身近な所で2億年も昔から生息している動物がいたなんて
驚くべきことですよね!
磯場へ行く際はぜひ「生きた化石」と呼ばれる
ウミシダを探してみてください。
飼育も可能なようで普通に販売されてます・・・・