もう既に2019年に発売されるメイン釣具製品の
釣り具関係者へのお披露目は開始されています。
毎年12月の年末にはメーカーから卸業者への見本市が行われ
我々一般釣り人へは、ジャパンフィッシングショーで初お披露目されるわけですが
2019年、また多くの楽しみな釣り具が展開されていきます。
我々釣り人の求める物とメーカーが作りたい物は
時に大きくかけ離れたりした時
使う人によって再認識されたりする時代ではありません。
使われる前に
売れない製品は直ぐに数値で評価されてしまい
販売停止。
または違うネーミングで販売される製品の一部として
二次利用されたり、売れなければ消えるスピードは
恐ろしい速さです。
数年前から始まったスマートフォン普及による
10代~70代まで、全ての世代が利用する「SNS」
Facebook使用の世代、Instagram使用の世代、Twitter仕様の世代、
3社を巧みに使いこなす世代もいますが
生活の多く、特に趣味に多く使われている製品は
SNSの投稿数で測ることが出来るほど。
SNS自体がその人のプロフィールとして公開され
行き過ぎるとプライバシーの侵害を自分で晒してしまう程
どこで何をして何を使っているか?
全てを知らぬ間に公開してる事に気付かない方も多くいるのが現状ですね。
話しは逸れましたが、最近では
購入前にネットで評判などを検索するのは当然ですが
「購入した製品を他の方はどう使っているのか?」
こんな心理が働き、再度検索をかける行動が
InstagramなどのSNSで広まっている。
そこには思い思いの画像を撮り自分が持つ同じ製品なのに
さらに愛着を持つような?安心感を得る様な?
心理となり、愛着を持つと人に広めたくなる
この連鎖が続く。
釣具においても
自分が購入した釣具で魚を釣る
↓
釣果画像を撮る
↓
SNSへ投稿し共感を得る
↓
この商品は良い!
となって更に購入に繋がっていく。
今年一つの釣り具が発売されました。
そして、使う前から多くの方がInstagramに投稿した。
それは釣りに使う道具である前に
ひとつの芸術作品の様に。
大手メーカーの発売する釣具は
オーソドックスな形やカラーが多い。
しかし個人が立ち上げた会社から発売される釣具は
制作者の意思を具現化する。
使う人達もその意思を引き継ぐかのように
写真を撮ったり、釣りに使っていく。
当然瞬く間に売り切れとなった。
我々使う側が、プロモーターだ。
そして現在、何よりも絶大な効果のある宣伝は
我々消費者側であることも再認識!
販売された製品を我々が素晴らしいと思い
愛着を持つ。
愛着を持てない製品はただの釣具で終わる。
愛着を持つ理由は数多くあり
制作者の姿勢や行動、全てが複雑に絡み合い
使用する側全ての条件が違う使い方、使う場所であっても
また能力を発揮し新しい使い方なども発見されたりする。
更に愛着は増す。
世の中に残っていく素晴らしい製品はこういった形で
語り継がれていく。
2019年も愛着を持てる釣り具が多く発売されることを
楽しみに待ちたいと思う年始でした。