潮汐と釣果に絡んだ話を続けます。
前回の話はこちらから読んでみてください。
潮汐を元に魚がその釣り場に通る時間に釣行を合わせる
釣りをしていてこんな経験をした人は多いはず。
土曜日AM7:00頃に青物が釣れた。
気をよくして次の日もまた同じ釣場、同じ時間帯のAM7:00頃に釣れた。
この方、実は理に適った釣りをしている。
魚が接岸し岸際に寄るのはベイトを追いかけてと産卵のためでしか岸には寄りません。
そして自分も他の魚に狙われるのを防ぐために敢えて岩場や藻場などを通りエサを探します。
本能と潮上から流れてくる匂いなどにより、エサに在りつけた場所を記憶と呼ぶのか本能と呼ぶのか?
毎日通るようになる。
しかし、潮が変わったり特に気象変化により海が荒れたりすると魚はそのルートを通らなくなるともいわれていて
これも実際に昨日まであんなに釣れていたのに1日間海が荒れただけで全く釣れなくなってしまった経験があるでしょう。
ベイトが沖深くへ移動したことに伴いそれを狙うフィッシュイーターも深場に落ちてしまったなどと表現されます。
そしてベイトと共に南や北で同じように天候が荒れなければ潮汐がひと回りする約2週間程度釣果が出たりします。
SNSなどで釣果を出している方が釣りをしている地域を見てみるとこんな面白い事も分かったりしますよ。
例えば私の住む福井県では春は南の方から釣果が出始める事が多く、大きな天候の荒れが無ければゆっくりと釣果は北へ移動します。
秋は逆の場合もあれば潮流などにも変化されるために、北から南へ釣果が移り変わって行く時もありますね。
そしてその時に釣れる魚のサイズで大体の群れの大きさも把握することが出来ます。
青物はサイズが大きくなるにつれて群れを離れ単独行動するようになりますが、
例えば釣れる魚のサイズが大体均等であれば大きな群れと予想することが出来ます。
釣れる魚のサイズが大小バラバラの場合、その群れはあまり大きな群れとは言えません。
魚の群れに関しては、血縁も何も関係無い永久的な物ではなくその場限りのコミュニティー、
エサを追い求め外敵から自分を守るために1匹1匹が群れを形成し自ら逸れていくものもいる。
そしてまた自分と同じようなエサを追い求めている群れに出会えばそこに加わったりしながら成長していく。
潮汐を元にSNSでの釣果情報の考え方
話は大きく逸れましたが、青物シーズンに関してはどの辺りに今現在群れが接岸するのか?を考える事で
より良い釣果を求めることが出来ます。
同じ場所で毎週末、全く釣れなくてもそこで接岸を迎え撃つのもそれはそれで面白いが釣果には結び付きにくいです。
SNSで人の釣果をただ凄いなぁ・・と見ているだけでは
情報としては20%です。
もしもその場所が分かったとしても次の日違う時間に行ってるようでは情報としてはマイナスですよね。
よくある情報に踊らされているだけで人が多く自分の思うように釣りが出来なくてイライラして帰るだけ。
そんな思いをするくらいなら、釣れたその日の潮汐は?その時間の潮位は?を画像の光量などから判断して
2週間後のその時間帯にその釣り場の少し北か南へ行った方が釣果が出る可能性は高まりますよ。
実際自分は釣行回数、かなり少なく釣りをしている時間も短い方だと思います。
仕事前、仕事後など釣り場に行く事は無い、週末アングラー。
100%の釣果など出せる人はいませんがそれでもそれなりに釣果は出ます。
少ない休みの中、自分の好きな潮回りに釣りに行くことは普通に仕事をし家庭を持っている方であれば不可能に近いです。
(自宅から数分で釣り場だとかナイトゲームはまた別の話です。)
だからこそ情報を最大限に利用する。
前日釣れた場所に同じ時間に行けないのであれば、違う釣り場へ行った方が良い。
2週間後の同じ潮回りの同じ潮位時刻(同時刻ではなく同潮位時刻)に行ってみる。
釣りに行く前から潮汐と干満時間のタイドグラフを眺めてるだけも釣りの一部です。
ぜひ自分の持つ何か所かの釣り場で釣れる潮汐とベイト接岸するタイミングを見極められるようになる
それこそが多く釣果を上げるコツではあるけどそれを探りに行くのも釣り場に立たなければ分からない現実が。
釣れない釣りは無駄にはしないデータとして自分の釣りの一ページとして。