釣りの予定を立てる際にまずチェックすることは・・
風向き・気温なども含めた天気予報
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他にも重要視する自然現象の一つ『潮汐』がある。
今回は潮汐について深く取り下げていきましょう。
潮汐(ちょうせき)とは?潮汐=潮が良く流れる
潮汐とは潮の干満、引き潮満ち潮などで表現される海面の上昇と下降のことです。
1日にほぼ2回、満ち潮と引き潮が訪れますが、その干満の大きさを表すのに潮名が付けられています。
- 大潮 干満の差が最も大きい
- 小潮 干満の差は小さい
- 中潮 大潮と小潮の間に訪れ、大潮の次に干満差は大きい
- 長潮 干満の変化がゆるやかで長い時間同じ潮位さが続く
- 若潮 長潮から大潮に向かう間の潮
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/
大潮を起点に考えると
大潮からの中潮は4日間続き
中潮からの小潮は3日間続き
長潮と若潮に関しては1日ずつ
若潮から中潮は2日間続きまた4日間大潮に返る。
満月の明るい大潮もあれば、新月の暗い大潮もあり、この辺りが釣りにはとても重要視されます。
どの潮が一番魚が釣れるの?干満の時間帯に注目!
大潮は魚が釣れる・・・・正解であり不正解でもあります。
実際に大潮は潮が良く動くために水色も濃いブルー色となり水が生き生きとし、
魚の活性も上がると言われています。
大潮だから何時でも魚が釣れるわけではなく、当然の様にそこには潮の満ち引きが関係してきます。
大潮は1日の干満差が最も大きいですが、1日に2回訪れる満潮と干潮。
1回目の満潮と2回目に起きる満潮は潮位さが違うことが分かりますね。
この1回目の大潮・干潮満潮と朝マズメが重なる時間帯は釣り仲間や自分も多く釣果が出ています。
しかし大潮は潮の流れが速い事と比例するように魚の地合いも短く
プロアングラー「鈴木斉」氏もトークショーで話してる通り図の赤と青の潮止まり前後30分間はもっとも大きく潮が動き出すタイミングで
時合いも短い為に潮止まり前後30分は最も集中して1キャストを大事にすべきです。
実釣での現実的な潮汐の違いで釣果は変わるのか?
そして自分の釣行記から潮名を調べると・・・
大潮の次によく釣果を上げているのは実は小潮。
これは自分もよく理解していて、感覚という曖昧な表現になってしまうが
釣りをしてる最中に釣れた時間帯など”海に活性が出てきた”、”潮の流れが突然良くなった”などの前兆を感じる時がある。
大潮でも潮が動かず数値で見る潮位差を感じない時もあれば、小潮で潮位差は小さいながらも長時間に渡り潮が流れ続けているときもある。
昨年のヒラマサなど長潮の日に釣れたりもしているが、この月は周辺一帯にベイトの活性が良く
朝マズメ暗い時間帯で長潮だったが潮も良く流れていた。
釣り場目の前が自宅で、毎日海のベイトの状況など分からない我々にとって
釣行前に期待をするのはやはり、潮汐ではあるが先に述べたように
自分が通う釣り場では小潮も良く釣れているし、大潮しか釣果が上がらないわけではない。
実は釣果を上げるために見る情報の潮汐をある一つの現象が無関係にしてしまう現象がある。
「ベイト接岸」
フィッシュイーターと呼ばれる大きな魚達はベイト(小魚)をエサとするために回遊する。
エサとなるベイトがそこに居れば潮汐、干満差はさほど関係なく釣果に結びつきます。
特に、ワンドとなっている地形にはベイトが溜まりやすく青物など長時間釣れ続けたりもする。
それとは真逆に、潮の流れが速い場所は潮汐が一回りする約14日間は同じ時間にベイトがその場所を通る事が多く
同じ時間帯(5分~10分間の誤差)に釣果が多く出ることも実体験としてあります。
潮汐を無効にしてしまう様なベイトの存在はルアーフィッシングにおいては特に重要で
大潮だろうが長潮だろうがベイトを食べるためにそこにフィッシュイーターは来る。と頭の片隅に入れておきましょう。
特に春・秋は青物がベイトを追いかけまわし、まずは必ず沖の船釣りで釣果が出始めます。
そしてベイトが岸の方にまで追いやられサーフ、磯、堤防で春・秋の青物シーズンの始まりですね!
釣果が上がる時間帯はズレていく
潮汐と釣果の関係性はまだまだ深い為に、次回以降に続きますが
大潮だから釣れる、小潮だから釣れないと決めつけることは出来ないので自分の釣り場に合った潮汐の考え方を持つように
釣行記を付けるのは非常に大事な事なのですよ!
日本海と太平洋側で潮汐の潮位差は大きく変わりますが、それと同じように日本海でも北と南で・・・
もっと細かく言えば数キロ違うだけで満潮と干潮が訪れる時間も変わります。
面白い現象があって、釣り場からは左右数キロ先まで開けている磯の先端に立つと
南西の先端にいる釣り人で釣れて、数分後自分が釣れて、数分後に北東の先端のいる釣り人のロッドが曲がっている現象を見たことがある。
次の日も同じ。
このとき魚は南から北へ毎日同じような時刻に回遊ルートをとっていたのでしょう。
約14日間、潮汐が1周する間、同じ時間に釣れる謎とは!?・・・つづく。