今年になってから、釣り場に向かう途中の漁港や堤防などで
釣りを楽しむ多くの家族を見るようになりました。
釣り場に向かう時に立ち寄る漁港では、
おじいちゃんと小さなお孫さんと毎週会うので話すようになり
「孫が釣り好きで~毎週来るけど、家でゲームばかりしてるよりは良いかな?と思ってね」
そうです!
釣りを覚えることで、
- 肌で感じる大自然の季節の移り変わり
- 生き物の命
- 目標に向かっての試行錯誤(魚をどうすれば釣ることが出来るのか?)
など、多くのことを考え感じ取り自分から実践するようになります。
また、天候の変化を肌で感じたり危険な場所を認識したり
釣りは楽しいだけではなく、「学びの場」でもあります。
子どもが「釣りをしたい!」といっても家族では誰も釣り経験がある人が居なくて
何から用意すれば良いかも分からない方の参考になればと思い
釣りを始めるのに必要な道具、最低限の知識などご紹介します。
子どもと釣りを始める最低限の道具と知識!
海・川・湖と釣り場が違えば必要な道具も変わり
人によって管理された釣り堀なども在り、釣り道具一式をレンタルすることも出来ます。
今回は「海釣り」に的を絞り、
初心者や子どもの方でも始めやすい「サビキ釣り」を覚えましょう!
海釣りに必要な道具
釣竿・リール・安全装備(ライフジャケット)
餌・仕掛け・水くみバケツ・小さなはさみ
フィッシュグリップ・プライヤー
サビキ釣りにはこれだけ必要です。
いきなり・・・「色々必要だな」と思われた親御さんにはセット品も販売されています。
ライフジャケットに関して
ライフジャケットに関しては、お子さんの命に係わる大事な安全装備なので
絶対に購入・着用させてください。
そして大人も着用です!
落水した子供を助けるために海に飛び込んだ大人も亡くなる事例も数多く
ライフジャケットを着用して浮くことで冷静な救助が可能にもなります。
泳げるから~、水泳選手だったから~は海の前ではただの傲慢にしかなりません。
服を着て靴を履いて、溺れる人を助けたことのある経験がありますか?
大人でも釣り中、海に落ちることは頻繁にありますので
悲しい事故を起こさないためにも必ず着用お願いします!
毒を持つ魚が釣れることも!
漁港、堤防であっても毒を持つ魚が釣れます。
それもとても大事な学びで釣れた魚を安易に素手で触らないでおきましょう!
アジやイワシなど、知っている魚であったとしても原則、魚を素手でさわることは
実は魚にとって大ダメージです!
水中で生息する魚に取って人間の手の体温は高温です!
魚は人の手の温度で火傷をしてしまいます。
釣った後、持って帰って食べる場合を除き、リリースする前提でしたら
魚を掴む「フィッシュグリップ」を使いましょう。
魚から釣り針を外すための「プライヤー」もあると便利です。
これで釣りが出来る道具は揃いました。
その他には、
偏光サングラス・ウエットティッシュ・タオル・帽子
服装は虫刺されや日焼けを防ぐためにも長袖(夏はラッシュガード)が
オススメです。
釣りに必要な知識
釣り糸、釣り針の結び方・・・ここでつまづく方もいますが
とっても簡単です。
大きな魚を釣りたい場合はそれに適した結び方もありますが、
サビキ釣りでは、簡単な結び方で大丈夫です。
道具の使い方や、仕掛けの結び方はこの動画がもっとも分かりやすいです。
ご参考に!
釣りに行く知識で大事な天気予報
道具も糸の結び方も覚えた。
今週末、家族で釣り行こう・・・・その前に!
釣り場付近の天気予報を必ずチェックしましょう。
波が高い、風が強い日はとても釣りが難しくなります。
特に気を付けたいのは
- 釣りを始めころの時間
- 釣りをしているであろう時間帯
- 釣りを終えるであろう時間帯
の天気予報をチェックしてください。
海の天気は急激に変化します。
天気が崩れ出す前には釣りを片付けて終えているように!
釣り場に到着したら、落水した時に救助できる場所を探しておく
楽しい釣り場に到着し子どもたちは、
「ワクワクで、早く釣りしよう~!」とハシャグかもしれませんが
大人は
もしも、子どもたちが海に落ちたらどこから救助しよう?
この場所を釣りの準備をする前に探してください!
そして到着しすぐに海の中に泳ぐ魚を見つけると
子ども達は岸ギリギリまで行って海の中を覗き込むかもしれません!
決して目を離さないようにしましょう。
大人も海を前にすると夢中になってしまう姿を数多く見てきました。
子ども達に釣りをさせながら自分も楽しむのも良いですが
釣りに慣れるまでは常にお子さんの近くにいてあげてください。
釣りから多くのことを学ぶことが出来ます。
海に行けば流れているゴミの多さに気付き、昨今大問題となっている
マイクロプラスチックのことや
魚の見た目から分かる生態、どうして海水は塩辛い・・・
魚を釣ること以上にたくさんの知識をお子さんに教えてあげてください。
またそのお子さんも大人になった時、自分の子供たちに
「釣り」から得る楽しみと学びを教えてあげることが出来ますからね。