小さな子供に釣りを教える機会が増えて
自分が幼稚園時代に釣りを始めた事を懐かしくも思い
どうして釣り初心者がキャストで飛距離が出ないのか?
ライントラブルに陥るのか?
改めてよく分かるように。
今回はキャスト時に陥るライントラブルを解明します。
キャストでライントラブル、実はルアーの位置に問題があった!
釣り初心者の前でキャストをすると、
どうしてそんなに飛ぶの?と飛距離を驚かれる。
6割程度の力でキャストしても
経験者と初心者には40.50mも差が付く時も!
さらに初心者の方をしばらくみていると、
10投に数回は本人の目の前にルアーが「ボトッ」と落ちたり
ロッドガイドにラインが巻き付いている。
まず一つ目の大事な事。
慣れるまではPEラインとショックリーダのノット部(結び目)は
ガイドの外に出しましょう。
ノットがガイドを通る時ライントラブルになる場合があるので
慣れるまでは必ずガイドの外にノットを出しましょう!
子供達のキャストを観ていると
よ~く分かるのが
軌道、射出されていくルアーの位置が毎回バラバラ。
図で説明しますが
初心者でも飛距離が出る時のルアーの位置は
赤いOKゾーンの中をルアーが軌道を描く時に
ロッドを振り出して11時の辺りでラインを掴んだ指を離す。
ガイドに絡んだり、真上に上がって山なりのキャストになり
飛ばない時やガイド絡みを起こす時は青のダメゾーンで
ロッドを振り出す。
ダメゾーン、自分の手元に近い状態でロッドを前に振り出すと
方向、飛距離共に滅茶苦茶な所にポトンと落ちる。
赤いゾーンをルアーが通った時ロッドにルアーの重みも乗るので
そこからロッドを回すと
初心者でもそれなりに飛びます。
ロッドにルアーの重みが乗って勝手に反発してくれる位置だから。
しかし青ゾーンから射出される時、
ロッドは物干し竿を振り回しているのと同じ。
ほぼ真上にルアーが飛んで危険な場合もあるのでキャストを教える際は
必ずこのゾーンを意識させてあげると安定して飛距離を出せるようになります。
経験者であれば、ルアーサイズや重さを判断し
OKゾーンの位置をラインの垂らしの長さやヘッドスピードを変えて
調整しますが初心者の場合はまず正面に飛ぶことを一番に
キャストしましょう。
「なんか投げる度にガイドにも絡むし上手く飛ばな~い」という方は
青ゾーンでロッドを回す動作に入っていませんか?
この位置で指からラインを離すとラインがたわむことになり
ガイドに絡んだりエアノットが出来たり、
ロッドに重みも乗らず、
ラインを指から離すタイミングだけは
いつもと同じタイミングで放すのでルアーが真上に飛んだりするわけです。
(大人の初心者より子供の初心者や女性に特に多いです)
図、文章では難しいかもしれませんが、
一言で書くとロッドにルアーの重みが乗ってない状態で
ラインを早く放し過ぎる。
初心者に聞いた時は「早く放さないと怖いから」と言ってました。
ルアーが付いたラインが綺麗に弧を描くということは
スイングストロークが長くなり加速域が大きくなる。
勝手にルアーはロッドに負荷をかける。
そしてそれが反発する力に変わると飛距離も伸びる。
流石に文章では分かりにくいですね・・・・
キャストはイメージで上手くなります。
上手い人のキャストを真似したり、動画を何回も見て
頭にイメージ出来る位になりましょう!
分かり易いキャスト動画
キャストに必要な事はこの動画を見れば大体分かります。
この様なキャストを毎回できれば、ライントラブルはゼロ。
安定した飛距離も出るようになります!
今回はキャスト時に飛距離を出す方法ではなく
ライントラブルにならないようにするには?なので
飛距離を出すためには次回お伝えしようと思います。