生きた化石・・・・生物の授業でも確かそう呼ばれていた魚
『シーラカンス』
うろ覚えの知識では確か川に生息していたはずだと思っていたが、
正解でもあり間違いでもある。
色々とシーラカンスについて調べたので一緒に勉強してみましょう!
謎が多すぎる魚『シーラカンス』
- 全長は3mに達する個体もいる。
- 食性は肉食で魚やイカ類などを食べる
- メスが体内で卵をふ化させて子を産む卵胎生(メバルやカサゴと同じ)
- 寿命は100年以上(103年といわれている)
- 約5億年~2億年前(古生代)と呼ばれた時代には
世界中の淡水域やシャローの海水域に生息していたと考えられている。
- シーラカンスはスズキ(シーバス)のヒラスズキ、マルスズキ、タイリクスズキの様に
体高や形が違う26種類が確認されている。
- シーラカンスには8つのヒレがある。
シーラカンスは絶滅していない
100年近く前にはシーラカンスは絶滅したと思われていたが
1938年には南アフリカで、
1952年にはインド洋に浮かぶコロモ諸島で発見されている。
この2種は『ラティメリア・カルムナエ』と呼ばれる種で
1997年にインドネシアでは別の種が発見され
『ラティメリア・メナドエンシス』と呼ばれる。
シーラカンスは大きく分けて2種の生存が確認されており
いずれも深海(200~700m)の岩盤奥に生息している。
シーラカンスはなぜ、『生きた化石』と呼ばれるのか?
生きた化石と呼ばれるには訳があり、
地層の中から出土する化石と
現生まで同じ姿で生息しているからです。
とにかく謎だらけの魚、シーラカンス
ある地域では年間に数匹釣り上げられることもあったり
するようで、
シーラカンスの研究・調査に情熱を傾け
「お魚博士」と呼ばれた『故 末広恭雄』氏は
シーラカンスの食性を
「水に浸けた歯ブラシのよう」と
シーラカンスの肉を食べた味を表現されていますが
美味しくないという事でしょう。
その他気になった点は、もしかしたら日本の南の地域では
生息しているかもしれないとの意見もあるそうで、
東南アジアで群れが見つかっていますが
沖縄など、熱帯に近い地域の深海には
新たなシーラカンスの種類が密かに生息しているのかもしれない。
もし釣り上げた方がいても
絶滅のおそれのある
野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)」の第I類
に指定されていますので、すぐに水族館などに連絡しましょう!
残念ながら生きたシーラカンスを見れる水族館はありませんが
この2館がシーラカンスの展示・標本が充実しています。
未だ生態が謎だらけの魚・・・・
人類の祖先とも呼ばれる
「シーラカンス」このまま謎のままでいた方が
さらに魅力深まる魚なのかもしれませんね!