日本では春ごろから秋にかけ、
台風後や強風が吹き荒れた後に接岸する
猛毒「カツオノエボシ」
海に転がっているとビニール袋でも転がってるかの様。
日本では「鳥帽子」
オーストラリアでは「ブルーボトル」などと呼ばれていますが
刺されるとアナフィラキシーショックを起こし
最悪、死に陥る危険性がある生物です。
豪州東海岸にて数日で3,500人以上が「カツオノエボシ」に刺される!
1月7日現在、オーストラリア東海岸のビーチに
大量のカツオノエボシが発生し複数のビーチが閉鎖。
オーストラリア北東部沿岸で、
ここ数日間だけで3000人超が
強力な毒を持つクラゲに刺される被害に遭っていたことが分かった。
当局が7日明らかにし、
これを受けて複数のビーチが閉鎖を余儀なくされた。
3585人という「桁外れ」の数の人々が、
その青みがかった外観から「ブルーボトル」とも呼ばれる
カツオノエボシと接触して、やけどのような痛みを味わったという。
また少なくとも4か所の主要ビーチが閉鎖されており、
同団体はさらに多くのカツオノエボシがビーチに向かっていると警告。
「ブルーボトルの壁が#レインボービーチに接近中。
ライフセーバーが同ビーチを閉鎖しています。
海には近づかないでください」などと複数回警告を発した。
日本で冬に大量接岸することはありませんが
海水温が平年より高い日が続いたり
南の暖かい地域に生息する魚介類も北上して
発見されていたりする事例が多発しています。
カツオノエボシも時季外れであっても
接岸する可能性は大いに考えられる・・・。
海水浴シーズンでもない限り、
釣り人やサーファーの皆さんが発見することもあるでしょう。
カツオノエボシは本体の生死や意志に関係なく
物理的な刺激に刺胞は発射されるので
死んでいても絶対触らないように!
特に小さなお子さんには、青いペットボトルと勘違いして
拾ったりする場合も考えられるため
カツオノエボシを発見した場合は注意喚起
お願いします。
※注意
カツオノエボシに刺された場合の応急処置として
酢で洗う” 真水で洗う”など間違った処置法も見受けられます。
今はスマートフォンを持ち歩いてる時代です。
すぐに救急病院や119番へ電話して医師の判断を!
間違った応急処置をして治療がとても長くかかったなどに
繋がることもありますので。