釣りを始めたばかりの人が、釣具店やWEB検索で初めに釣り道具を購入する際
知人や釣具店が、まずはエントリーモデルを勧めて購入する。
勧める側も相手が相当なお金持ちでもない限りフラッグシップモデルを勧めるなんてことはしないと思う。
まずは取りあえずの釣りが出来る道具を揃えてあげることが先決だから。
そして少し月日は流れ、釣りにハマった知人は釣り場で見た他の人の道具や釣り仲間の道具を見る機会が増え
また相談を受ける。
「リール買い換えたいと思うんだけど」
次に紹介するのはエントリークラスより少し上のランクのリールでしょう。
ここからリール沼に陥る
動画で観た気になるプロアングラーは自分と違うメーカーのリールを使っている。
違うメーカーのリールも良さそうだ!
もう少しランクが上のリールを・・・・・
そして数年後フラッグシップに辿り着くまでにいくつものリールを使う。
それもまた良しではあるが、
もっと早くにフラッグシップを買っておけばリール欲も収まるし、リールにつぎ込んだ金額も半分で抑えられたかもしれない。
カメラ業界に有名な「レンズ沼」と呼ばれる言葉がある。
一眼レフカメラを購入後、次に手が出しやすい価格で誰にでも簡単に一眼レフカメラらしい撮影が出来るレンズを
メーカーは販売している。
それらを「撒き餌レンズ」なんて呼び方もする。
手が届きやすい価格でまずは新しい替えレンズの購入を誘う。
そしてそのレンズで撮れた写真の素晴らしさに、
もっと高いレンズで撮ればどんなに素晴らしい写真が撮れるだろうか?
一眼レフカメラを扱うテクニックや知識などそこには存在しない。
レンズさえ良いものを使えば誰でもが良い写真を撮れると勘違いに陥る。
確かに、近年ソニーが頭一つ飛び抜けてキャノンとニコンは完全に後追い状態になってしまった
価格を抑えて素晴らしいミラーレスフルサイズカメラ。
瞳AF(オートファインダー)など素晴らしく、今まで一眼レフカメラでは自分の経験を元にしたカメラ設定を、全てカメラがオートでやってくれる。
キャノン・ニコン一眼レフカメラ使用の方を
ミラーレスの世界に魅了して大きな変化が起きています!
しかし画角や光の当て方などは人が行うもので、やはりプロと素人の写真は違うわけですが
素人仲間で見せ合いをしている程度では十分な素晴らしい写真が撮れます。
リールは初心者でも上級者でも使い方は巻くだけ
リールに話を戻そう。
リールは基本的な動作だけ覚えてしまえば細かいテクニックを除き、ベールを返して巻くだけです。
巻いている際に感じる感度で潮の流れや小さなベイトの当たり、水中に沈むストラクチャーまで想像することが出来るが
基本は巻くだけです。
エントリーモデルとフラッグシップモデルの違いは?と聞かれても多くの方が
フラッグシップモデルは頑丈で感度が良いしライントラブルが起きない。
そんな程度です。
ライントラブルは現在のエントリーモデルでもそれほど起きません。
キャストする側の問題や使用しているルアーの問題の方が大きくてトラブルになるわけで。
頑丈・・・水辺で使うので当然。
感度・・・これは初心者でも変わったと一番感じる部分だと思います。
実際、子供にエントリーモデルから、フラッグシップモデルを使わせたら釣り数回経験しかないのに
「なにこれ!ルアーの動き凄い分かる!」と
こちらからどう変わるかなど言っていないのに
「パパ、ズルい!これは釣れるわ!」と別にリールが良いから釣果に結びつくわけでもないのに
そう言われてはお父さん、エントリーモデルで釣り上げるしかないと思い
子供はワカメしか引っかからなかったが、お父さん頑張って何故かメタルジグで「カレイ」を釣って面目は保った・・・・。
釣り初心者でも良いリールを使うと、潮の流れやルアーを巻く抵抗の違いなどから「感度」を覚えることが出来る。
そしてそこで覚えた感度はエントリーモデルを使って感度は悪くなったとしても
感じることが出来るようになる。
それが釣りのテクニックでもありこの先釣果に結びついていく。
初心者の方でも臆せずにフラッグシップモデルリールの使用をお勧めします!