縁起物として登場する魚の中でも
日本の魚の中で数多く登場するのが
「鯛」
鯛の骨「幸運を呼ぶ鯛の九つの道具」
古文献などで、鯛の九つの道具と書かれた
鯛の骨を道具に見立て、面白い形の骨があるという事が記されています。
以前紹介した「鯛の希少な骨「鳴門骨」」でも紹介した
国立国会図書館デジタルコレクションでも
「鯛の九つの道具」が紹介されており
当時から九つの骨を収集していた人がいたのでしょう。
今でいうフィギュアやガチガチゃの玩具の様に
コレクションすることで楽しんでいたのかもしれませんね。
鯛の骨が幸運を呼び込む、開運アイテム『鯛の鯛』
鯛の鯛
鯛の鯛や鯛中鯛とも呼ばれ、
肩甲骨と烏口骨が繋がる部分で、姿が鯛に似ていることから
「おめでたい鯛の中でさらにめでタイ」と
縁起物としてお守りの様にされていた。
錫 箸置き 鯛の鯛 |
他にも鯛の鯛と同じように胸鰭を持つ魚には
胸鰭の付け根に必ず同じような形の骨があります。
画像はアジの鯛の鯛 Aquamuseum.net
他にも真鯛には
大龍・小龍・三ツ道具・鳴門骨・鯛石・竹馬・
鯛の福玉・鍬形・鯛の鯛と
9つを揃えると
江戸時代の頃「物に不自由なし」と
1匹で全てを揃えるには難しいが、
開運アイテムとして珍重されていた。
焼き魚では焦げてしまったり形が崩れたりするので
煮魚の方が骨が綺麗に取り出し易い。
ぜひ子供さん等とワイワイ言いながら探してみてくださいね!