魚類は人類と同じく、
肌の色も違えば、体の大きさなども違い千差万別。
性格や育ってきた環境で個体差も大きく違う魚もいます。
警戒心が強いと考えられている魚であっても、
釣りをしていれば「えっ?」と思うような
大胆不敵さを垣間見たり
自身でも警戒心が強いと小さなころから聞いていた
黒鯛を釣り上げた時の状況は、
- 弱い風波が立っていた。
- 自分がキャストしている周辺で海水浴をしているファミリーやカップルが何人もいた。(バタ足でバタバタ泳いだり)
- ヒットした場所周辺も数分前にはバタ足で派手に泳ぐ家族がいた
- トップウォータールアーで釣れた
どう考えても警戒心が強い魚とは思えない状況であり
食に飢えていたかどうかはリリースしたので分かりませんが
風波が人の気配を消したとも思えないほど
自分の周りでは貝捕りをしたり派手に泳ぎ回る子供達もいた。
魚の生態が書かれている色んなデータを調べましたが、
結局自分の中でも解明されず、データも少なすぎる為に
分かってはいません。
警戒心の強い魚でも個体差により違いがある
サクラマスも警戒心が強いといわれる魚ですが、
知り合いがヒットした時は、
川は激込みで先行者が4,5名。
釣り下る途中で仲間と大声で話してる人や、
膝下程度のウェーディングなので歩くたびに水もバシャバシャと。
気配を殺し静かに釣りをしていた状況では無かったそうです。
そんな状況下でのヒットも何度か経験しているそうで
「サクラマスが警戒心が強い魚とは思えない」と
話しています。
この他の考えられる事としては、
やはりその魚が育ってきた環境でしょう!
先に釣り上げた黒鯛もそうですが、
普段から泳いでいる人間を見る機会が多く、
襲ってこない人間に警戒心を解いていたのかもしれない。
池を泳ぐ鯉なんてその典型ですよね。
ウェーバー器官と呼ばれる一部の淡水魚にしか無い器官で
ウェーバー器官を持つコイは
「飼い主の足音を覚えて判別することが出来る」なんて事も
分かっていますね!
自分が小さい頃、池に鯉釣りに通っていた時も
水温が上昇する日、水面までニゴイが多く浮かんで泳いでましたが
釣れないので小石を投げたり(そんなことしちゃだめだよ)
警戒心を与えると二度と姿を魅せなくなったりもした。
コイは自分が襲われない人を見ても悠々と泳いでいるのに
自分に飛んできた石には反応し警戒心を強めた。
研究結果でも何でもなく素人釣り好きな子供が思った
現場での結果でしたが、
今でもその魚の生態は間違いないとも思っています。
人も大きくなる過程で危険なことを憶え
同じ状況になる前に避けたり、危険を回避する。
そんな過程を魚にも同じように思い
大きな魚を釣った時に人は
「多くの危険を回避してきたその魚に勝ったような気分になる」
それも釣りの醍醐味の一つですね!