釣り道具の最も重要な道具の一つ「ロッド(釣竿)」
一人一人が通うフィールド、狙う魚、リールとのバランスいくつもの選択肢が広がるが
実際にどれを購入すれば良いのかは分からず、”自分が購入したロッドが一番合っていた!”と
自己満足に浸るしかない。
そして対大型魚になると根に潜られたり、ヒットして数秒でなすすべもなくラインを切られたり
初めてこのロッドじゃダメだ、もっと強いロッドを購入しようと考えだすわけです。
ロッド購入の参考にするいくつかの方法
「釣り仲間の意見を参考に同じメーカーロッド購入を選択する」
釣り仲間や釣り場で出会い仲良くなった方の情報は一番ですが、
ほぼメーカーが偏ります。
自分が好きなメーカーを推します。
結論から言ってしまえばロッドは自分との相性です。
2社のロッドメーカーが同じ長さ、同じ調子でMHと表記するロッドであっても
2社それぞれの規格でMHと表記しているだけで、
全く別の調子だったりするのが統一規格ではないロッド表記の難しいところであったりもします。
そして最も参考にしない方が良いのは、自分が使用しているロッドが好き過ぎて、他のメーカーのロッドを酷評する人。
もしもそんなに多くの方に酷評されているメーカーであれば既に淘汰されていますよね?
個人が酷評する意見など、あくまでも個人的な感情を含めた意見として聞くべきです。
釣り仲間が多くいる方であれば、やはり釣り仲間の間で多く使われているメーカーのロッドを購入することが一番だったりします。
このサイズであればこのロッドで可能不可能を同じフィールドで意見を聞けるのは最も適したロッド選択に繋がります。
「釣具店に通い自分と同じ魚種や同じフィールドで釣りをする店員さんにとことん質問する」
釣具店の店員さんは多くのロッドに触れる機会を持ち、尚且つ多くのメーカーからの情報を得る事も在ります。
多くの釣具店がブログやホームページを持つのでそれらから自分と似た環境へ釣りに行く情報を仕入れ
釣具店に通って予算・お客様からの評判なども含めてお任せで選んでもらう事も信頼できる店員さんであれば良いですが
あくまで、お店に通い続けた結果ですからね。
釣具店の店員ですから、突然初めてのお客様であれ、おススメのロッドを紹介はしてくれますが
やはりお客様の詳しいフィールド、狙うサイズ・今まで使用してきたロッド歴など、
一致するものに合致したロッドは話をする中でしか分からない場合もあるので通いましょう!
実際に展示されているロッドを店内で振る事は難しいかもしれませんが、ティップを持ってもらい
どの程度バット部まで曲がり込むのか?、曲がった際の手元の重心位置などの確認には釣具店で購入することが
一番自分の理想に近いロッドを選ぶことが出来ますね。
「メーカーH.P、使用しているテスターの情報を頼りにする」
実はこの情報が最も危険だけど、最も愛着が湧くロッドになったりもする。
メディアなどで紹介されている製品に関しては常にメーカー付きのプロアングラー、メーカー代表などが紹介をしていますが
実際の実釣、かけた魚のサイズまで目から入ってくる情報は一番分かり易い。
そして誰よりも多くの種類のロッドを実際の釣りで魚との感触を知っている人達です。
動画やインプレッション記事で参考にする場合、その方の身長・体重など自分とよく似たタイプの体格をしている方を見つけると
より自分が使用する感覚と近いものを得られると思います。
もっと深く言えば、弾性や調子、長さに至るまで、”このプロアングラーはこのタイプのロッドが好きだ”とまで理解していれば
より深く自分の追求するロッドに近づいていくことが可能ですよね。
ロッド選びは本当に難しい
ロッド購入する際に3つの参考にする方法を書きましたが、
何よりも触ってみる事が最も重要です。メーカー試投会・釣具店開催の試投会・フィッシングショーなど
手にする機会があって、そこから未知数の魚とのファイトは釣り仲間の情報と動画でのファイトなどを想像し
自分が使用するであろうフィールドに合ったロッド選びを考えて購入しましょう。
ロッドは人が手に持って扱う道具です。
腕の長さの違いもあれば、筋力、も違い”軽い”と動画内で紹介されていたのに自分には重さを感じたり。
目で入ってきた情報と体が感じる感触に矛盾が生じる。しかし人間の体は合わせようとする機能を持つ。
簡単に言うと「慣れ」です。
実はこの慣れこそが「釣り仲間が推すメーカー」でも書いた
好きなメーカーであれば慣れるまでの許容範囲が大きく初めてのメーカーであれば些細な事でも気に入らないに繋がります。
結局ロッド本来の性能よりも好きなメーカー・好きなプロアングラーが使っているから・・・と
ロッドに対して求めていたものがぼやけてしまっていくのです。
逆に自分が合わせたものはそれが愛着が湧く要因ともなるので人間の気持ちは複雑です。
良いロッドを購入しても魚が釣れる確率にはいっさい比例しません。
しかしキャストする際の不必要なブレなどは一日中投げ続けると体力的な余裕に差が出たり、
疲れが軽減されることはなんといってもキャストし続けられるモチベーションにも繋がりますからね。