今年1月にある県で行われている
神事のことが話題になった。
ある魚に酒を飲ませて放流。
この言葉だけ見れば動物虐待しか浮かびませんが
これは神事。
日本全国で「魚に酒を飲ませるイベント」が開かれているわけではありません。
理由があって行っている事であり
鯉に酒を飲ませて楽しんでいるわけではない。
そんな風に思うのが一般常識の大人なのかもしれません。
メディアで放送されると、一斉にネット上で批判が行われたが
批判した方の殆どが今はもう「この神事を忘れているでしょう」
ネットで騒ぐだけです。
正論を言いたいだけで在り、
動物園で観るペンギンが可愛い!
キャッキャッ騒いでるのと同じであり、
なぜペンギンが動物園で飼われているのか?
なぜ狭い空間で生活しなければいけないのか?
もしかしたら、自然界に居るよりも敵が少ない動物園で
一生を全うした方が幸せな一生ではないのであろうか?
そこまで考える人はごく僅かで、
現在はその様な時代です。
残念ですが・・・・・・・
どんなに
海がゴミだらけになっている。
魚の数が減っている。
こんな事を目にしても数日後には忘れているし
自分には関係ないと思っている。
本当に生き物に対して真摯に向き合う方は
この神事に付いて徹底的に調べてから意見するし
生き物を虐待と、流行の様に騒ぎ立てる事自体に
敏感に反応はしない。
本題に行きましょうか?
私のサイトを見てコメントを送ってくれた方がいます。
「あなた達、釣り人は魚を針で引っ掛けて
釣り上げた魚を満足げにSNS等にUPしていますが、
魚に対してどの様に思っていますか?
虐待だとは思ったことありませんか?
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
通りすがりですので返信など必要ありません。」
(中略)
この様なコメントを頂きました。
どうもありがとうございます。
返信必要無しと書かれてましたが。
お答えしましょう!
釣りと呼ばれる遊びをしています。
小さい頃は川で、そして現在は海でも釣りを楽しんでいます。
川で漁をする人を見たり、鮎釣りやサクラマス釣りを
している方から子供ながらに多くの事を学びました。
川の危険な場所、どこにどんな魚がいるのか。
どんな虫が生息しているのか。
どんな魚が食べれるのか。
そして御内に川で漁師をしていた人がいたので
川に生息するサクラマスや鮎、モクズ蟹なども
頻繁に食べてました。
生活の一部です。
大きくなり一旦釣りから離れましたが
今また釣りを楽しんでいます。
そして子供にも釣りの楽しみ方を教え始めました。
○○様が感じる、「魚を虐待しているのでは?」と
思われる部分は確かにあります。
釣った魚を写真に納めて、
その間確かに魚は苦しんでいるかもしれません。
なるべく早く写真を撮り、リリースしていますが
動かなくなって蘇生をしてリリースしたこともあったり。
写真に釣れた魚を撮るのは私個人のエゴ以外の何物でもありませんね。
しかし魚を苦しめようと思ってやっている行為ではなく
魚とのとても奥が深いコミュニケーションだと思っております。
釣れた魚をリリースする際は感謝の気持ちを込めて。
仲間には釣れた魚を必ず持ち帰り食べる者もいます。
私も釣った魚は食べませんが、購入した魚は毎日の様に
食べますよ。
人間は食べて生きています。
肉・魚を食べなくても死ぬ事は無いでしょうが
それらを食べる事も生活の一部。
自然界とのコミュニケーションで感謝をして、
生きる為の栄養としてありがたくいただいてます。
話しは逸れましたが、釣りで色んなことを学んできました。
今書いたように、生きている物を食べる事への感謝。
そして生命の誕生、弱肉強食の世界、自然界の力など。
自分も親や釣りを教えてもらった方から、
命は粗末にするなと、リリースするなり、持ち帰って食べるなりの
方法を学びました。
つい最近は子供が大好きなカレイを釣り上げましたが
子供には
「もしかするとこのカレイは卵を持っているかもしれない。
逃がしてあげれば、たくさんのカレイが産まれて美味しい
カレイがたくさん食べれるかもしれないよ!」と教え、
教育などと立派な事ではありませんが、
釣れたカレイを通して生命の巡りを子供に話せて
カレイには感謝しました。
ご指摘された魚を釣る事に関しては
虐待などと一切感じた事は無く、人生の一部だと
思っております。
SNSに画像を撮る事は気に入らないことかもしれませんが
人とのコミュニケーションであり、その魚と出会えたことへの
思い出として魚とのコミュニケーションです。
○○様のお気持ちに添えない返答となったかもしれませんが
このコメントを持って私の釣りに対する
思いを書かせていただきました。
魚に対して一番の愛情を持たれているのは
水族館の飼育員の方かも知れないですが
我々釣り人も魚に愛情を持ち
粗末にすることなどしませんよ。
Thefirstone管理人