魚は痛みを感じるか?
魚は痛みを感じるか? [ ヴィクトリア・ブレイスウェイト ] |
ずっとこの本を読みたかったが
読むと釣りが出来なくなるような気がして読むのが怖かった。
しかし、逆に読んだことにより、ますます 釣りをする者として
より海や魚に対して感謝の気持が湧くことになった。
内容は実験の記録なので 読み物としては推理小説のような面白みはない。
釣りをする方や漁業に携わっている方、 は一度読んでおいて損はないが、
魚が痛みを感じている と知ってどうするのか? ということになると思う。
最近釣りに行って、自分で意識して出た言葉ではないが、最後のキャスト後必ずルアーが手元に
戻ってくると ありがとうございました! と 海に向かって感謝を言って帰るようになった。
別に言うからどうとか言わないからどうという問題では無いし、自分もこういう感情が出たのは
最近になってからである。
魚は痛みを感じているか? で 必ず議論になるのは、痛みを感じていない・感じているの
いる・いない で議論になると思うのだが、それは学術的な研究や動物福祉の点からであって
自分にとってはそんな事よりももっと大事にしないといけない言葉が浮かんだ。
いただきますとごちそうさまでした
なぜかこの本を読んでいる最中 ずっと頭のなかにこの言葉が連呼していて たまに食事の時に
忘れてしまう 食前の言葉、食後の言葉を大事にしていきたいと思いました。
本書の内容とは離れた感想になりましたが、感謝の心があるから
皆さん釣りを楽しめるのだと思いました!