先週磯へ、ヒラスズキ釣りに行かれた方が亡くなりました。
SNS等でしか情報が伝わってきていません、
Facebookを使っていなければ
そういう事実があったことも知らなかったでしょう。
亡くなられた方の御家族の事もあるので静観していようと思ってましたが、
御知り合いだった木谷さんから「是非、記事に!!」 との
お声を頂いたので書かせて頂きます。
リンク貼らなくても良いと言われましたが、
今回の事故を一人でも多くの方に
知ってもらいたいために貼りますね。
そして始めに書いておきますが、今回の記事は
磯での危険回避方法や装備の紹介は一切しません。
実は以前、房総、九州でロックショアを楽しんでいる方何名かに、
「磯での釣りを記事にしたいのでアイデアや知識を教えていただけないですか? 」と
相談したことが有ります。
しかしその方からの返事で、
「装備やロッドのことを書いても軽はずみに興味を持ち、
それなりの装備を揃えて行っても死ぬか、
大怪我するだけだからガイド役の紹介も付け足さなければ記事には出来ない」
との事でした。
今回の件で安易な安全装備を紹介しなくてよかったと思っております。
さらに釣りを始めたばかりの友人が「シーバスを磯に釣りに行きたいけど、どうすればいい?」
と聞かれましたが、
○釣り経験が浅く装備もウェーダーなどを代用するつもり
○ガイドを受けてくれる知り合いも居ない
理由から、
中途半端なことすると死ぬから
「もっと釣り自体の経験を積み安全装備をを揃えてから考えたら?」と、
行くのを辞めさせました。
亡くなられた方はよく行かれている釣具店で
「ウェーダーでは危ないので 、ウエットスーツの購入を強く進められていたそうですが・・・」
金銭的に余裕が出たらとの事で、十分な安全装備が無いまま今回の事故となったそうです。
ヒラスズキゲームは憧れる、カッコいい!
荒ぶる波を被るような所での動画も沢山あり、刺激が強いものに人間はドキドキ感を
より強く感じる。
1匹の価値を求める最高の釣りだと思います。
ネットで検索するとヒラスズキ用タックル・ルアー、すぐに検索できます。
しかし、安全装備の事なども書いて無いことはないが
なぜ、ウェーダーではダメなのか? 等は書いて無く、
「冬でも温かい」・・・・・・
この言葉が一番多い。
ウエットスーツが体温を守る為でもあるので「温かい」事も重要だけど。
今回の記事の件で連絡を頂いた木谷さんも言われていたが、
「磯で荒れた日にヒラスズキを狙いたい・大型青物を狙いたい」 と思った時点で
すぐに頭に浮かんで検索するのはロッドなどの釣る道具のみ。
更に、ウエットスーツ、ライフジャケット着用すれば
もう落ちても安心、問題無しと
大荒れの波が打ち付けるサラシを求めて磯に平気で行ってしまうでしょう。
あなたの脳内は興奮状態で恐怖心が無くなり麻痺しています。
波はここまでだから大丈夫だろう・・・・数分後セットの波に拐われて帰らぬ人です。
まずは落ちたら死ぬ可能性がある釣りだということ、
落ちても誰も助けに海に飛び込めない、
怖いという気持ちを釣り場ではずっと持ち続けることです!
安全装備をしっかりした物を購入する場合、
詳しく教えてくれる知り合いが居ない場合は
釣具店で実際に磯ヒラゲームの経験、知識のある店員さんにアドバイスしてもらい
その上で購入しましょう。
そしてガイド役を引き受けてくれる知り合いを探してください。
安全装備にお金が回らない人、ガイド役を頼める方が見つからない人は
ヒラスズキゲーム諦めてください。
サーフや堤防でも同じです。
安易な装備で海を甘く見ていると、手に道具を持っている釣りは
落水した時にすぐに離そうとしないしそれが溺れることにも繋がるから
ライフジャケットは当然。
もしもの落水した時は、ここなら上がれる等、釣り場を見渡して
頭に叩き込んでおくのも良いでしょう。
今まで何回も何十回も書いたが今後も何回でも安全装備は書き続けます。
今回はあえて安全装備などの紹介や危険回避の方法は書きませんでした。
経験者の方が言うように言葉だけでは伝わらず、
分かったフリをして海で死なれては困るからです。
自分の身は自分でしか守れません。
ロッドやリールを揃えるよりも、まずは落ちた時の生存確率を上げる安全装備、
安全な釣行を教えてくれるガイド役が見つかってからこの釣りを初めてくださいね。
釣りブログという内容から逸脱してますが、
ヒラスズキゲーム、危なくてお金掛かるなら辞めておこう・・・・
そう思う人が1人でも出れば良いな。 と釣りを普及させる記事を書きながらも
真逆の事を思ってしまいました。
好きな事をして死ぬなら・・・って言葉、独り善がりですよ。
釣りをする資格無し!
釣りをして死なないでください。