道具の進化は我々の想像を超えている。
釣具も、年々大きな魚のサイズが過去に釣り上げられたタックルよりも
軽く、小さなタックルで釣り上げられるような時代へと変化している。
釣りのような対魚、を相手にする不確定要素が多く含まれる強さは
同じタックルで同じ魚と比較は難しいが、
スポーツの中でもタイム(時間)が競われ計測されている様な競技には道具の進化は時に議論の的になる。
その道具の進化で話題となったのが
東京オリンピック代表選手の4人のうち3人が履いていた
ピンク色の厚底シューズ「ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 」
そしてこの後継機種といわれる
「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」を履いた
ケニアの男子フルマラソン選手エリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)が、
非公式ながらフルマラソンで1時間59分40秒を記録し人類初の“2時間切り”を達成する。
世界陸連はすぐに以下のような新ルールを設ける。
・ソールの厚さを40mm以下に制限する。
・複数のプレートを靴底に内蔵してはいけない。
・レースの4カ月以上前から一般購入できること。
※医学的理由などでカスタマイズされたものは許可される
しかしナイキの両スニーカーとも世界陸連のルールをすべての条件を完璧にクリアしている!
それどころか、発売の素晴らしい広告宣伝になり、それに発売を合わせた
ナイキのマーケティングは凄いといわざるを得ないですね。
そして「このスニーカー釣りに使えるのか?」と何となく想像してみた。
釣りにスニーカーは使えるのか?
本題に入りましょう!
まず釣り用としてのシューズには色んなパターンがある。
スパイクピン(磯や堤防)
スパイクピン&フェルト(磯・堤防・河川)
EVAラバー(サーフ・船)
特に釣り用として滑りにくいことに関しては優秀だが、大きなデメリットがあるシューズが多い。
「足の裏が痛くなる!」
スパイクだけで支えていたりするシューズは強烈に足裏が痛い。
帰ってからふくらはぎなどにも大きな負担がかかっていることが、筋肉痛として現れる。
滑りにくいをメリットとすれば、
デメリットは同じくらいかそれ以上に存在し、自分は必ずインソールを入れてます。
スニーカーとして滑る滑らないを無視すれば、ナイキ「アルファフライネクスト」は
ズームエアを搭載し、クッション性と衝撃吸収を生み出すそうだ。
磯、テトラや常に濡れている堤防では使用が出来ないが、
湾奥などの街中での釣りには足も疲れず、軽快なラン&ガンを行える素晴らしい
フィッシングシューズとして利用できるかもしれませんね!
サーフでの使用は砂があちこちに入り使い物にならなくなりそうですが・・・。
船用のデッキシューズとしても優秀だと思う。
ソールを見る限りグリップ力もありそうだし。
高いんですけどね・・・・。
フィッシングシューズは、高い・重い・傷みやすいの3拍子が揃い
毎年必ず1足はスペアとして購入し、併用して使っていますが
個人的には未だに「これは文句なしに良い!」と思う1足には出会わず
妥協して使っている部分が多い。
常に水の中に入って浸水するような使い方なので使用方法が悪いといわれればそれまでだが、
スタイリッシュで見た目もカッコよくて、機能性も文句なしの1足を発売してくれないか?と
悶々としている。