近年、雨が降ると大きな災害に結びつく「ゲリラ豪雨」と呼ばれるようになった
集中豪雨が頻繁に発生しています。
シクシクと一日中降り続く雨よりも、バケツをひっくり返したような
短時間に狭い範囲で80ミリを超えるような雨が降る際に用いられる言葉ですが
釣り中にゲリラ豪雨が発生すると多くの危険が伴います。
釣りの最中に雨が降ってきたら確認する事
まずはスマートフォンを活用してください。
日本国内で最も雨に関する精度が高いスマートフォンアプリ
『アメデス』を有効活用してください。
釣り中、ゲリラ豪雨が発生したら?最も精度の高い「XRAIN 」
どこで今最も雨が降っているのか?雨雲がどこへ向かっているかの確認を。
凡そですが、どの程度雨が降り続くかが分かります。
これは釣り中に早めに非難をする為に最も重要な事。
「どうせ今に止むだろう」・・と思って空に見える雨雲だけで判断してしまい
雷警報が出てるにも気付かず落雷に遭ったり危険回避のために必ずチェックする癖をつけてください。
またお馴染みの「windyty」も降雨、落雷場所が見れます。
雨の釣り中サーフや磯では水の濁りや湧き水に気を付けて!
その他、サーフや磯に行かれる方も波高の他に気を付けなければいけないことがあります!
降雨量が多くなり水位上昇や川の氾濫と同じように危険なのが土砂崩れです。
磯やサーフの後ろが山になっていたりすると土砂崩れ、がけ崩れの危険性が高まります。
実際に昨年福井県で起きた土砂崩れ現場は越前海岸の人気有名ポイントの近くで、
海まで土砂が流れ込みましたから、いつ自分が被害に遭うかもしれません。
305号線「越前海岸土砂崩れ現場、2018年10月31日午後4時開通!」
(現在は仮設道路で通行は復旧しています。)
土砂崩れの前には前兆があるし、起きる場所にも特徴があります。
例えば福井県越前海岸の土砂災害ハザードマップもあるので確認してみてください。
多くの責任が伴うので画像公開出来ませんが
全国の土砂災害警戒区域が確認できます。
http://sabogis.pref.fukui.jp/MRFUKUIS_I/login.asp
土砂災害の前兆
土砂災害でも、がけ崩れ・地すべり・土石流と大きく分けて3つの種類がありますが
土砂災害の前兆で共通するのは、
- 小石が落ちてくる
- 崖から流れる水が噴き出し濁っている
- 異常に土臭いにおいがする
普段から同じ釣場に通っている方はきっと分かると思います。
自分も以前お墓参りに山へ行ったとき、雨が降っていて
崖になってるおかしな箇所から濁ってる水が噴き出ているのを見ました。
なんだか「ヤバい」雰囲気と言いますか、気持ち悪かったのをずっと覚えています。
その数日後に新聞で見ましたが小規模ながけ崩れが起きていました。
普段から釣りに行く際も崖から水が流れている場所は多くありますが、
いつもとは違う場所から流れていたり、濁った水が噴き出ている場所は危険です。
土砂災害に遭わない為には、すぐにその場所から離れることが重要だし
雨の予報が出ているときや、雨が降り続いた後もその場所には近寄らない事です。
釣りをしていると、集中しすぎるあまり気象変化に気付かないことも多々あります。
少しくらい雨が落ちてきてもすぐに止むかな?と希望的観測でその後の雨量など気にもしない場面は多いかも知れません。
しかし実際に釣り場の近くでも土砂災害が起きたりしているのは現実です。
ゲリラ豪雨も発生する頻度が年々高まっています。
雨が落ちてきたら釣りは中断、現状をチェックしさらに雨が強くなってくる予報や警報が出ている場合は
速やかに釣り場から非難をお願いします。