釣りやアウトドアシーンで欠かせない
「偏光サングラス」
釣りにおいてはルアーなどが飛んできた場合に
目を保護する役割もあり、必須となっている。
そして空から降り注ぐ太陽の眩しさと、海に反射する光を和らげて
視界を良好にするだけでなく
- 疲れ眼
- 眼精疲労
- 視力低下
などから目を和らげる役割もあるのが「偏光サングラス」です。
釣りに必須!「偏光サングラスとは?」
〇〇グラスと呼ばれる製品は
- ファッショングラス
- サングラス
- 偏光サングラス
3つに分類されます。
区分 | 品名(表示名) |
---|---|
屈折力がいかなる経線においてもマイナス0.125ディオプトリから0.125ディオプトリまでの範囲内であり、かつ、任意のいかなる二経線間の屈折力の差が0.125ディオプトリ以下であって、平行度が0.166ディオプトリ以下のもの | サングラス |
サングラスの項に掲げる区分に該当するもののうち、次のイ及びロに該当するもの
| 偏光サングラス |
前各項左欄に掲げる区分以外のもの | ファッション用グラス |
ファッション用グラス
レンズにカラーだけが付いたものは
ファッション用グラスと呼ばれ
色が濃いレンズだから紫外線をカットする?と
間違った知識をお持ちの方も居ますが
色と紫外線カットの性能は関係がありません!
ファッション用グラスは消費者庁からも
「あまり長い時間、目にかけない旨」を表示する品質表示がある。
サングラス
一般的にサングラスと呼ばれる物は
減光するだけであり、まぶしい光の乱反射は防ぐことは出来ません。
偏光サングラス
釣りをする上で多くの場面で大活躍するのが
偏光サングラス。
太陽が反射する水辺で水面、水中が裸眼より見えることは
何よりも重要で偏光サングラスは人の目に映る余分な光の反射を
取り除いてくれる仕組みがあります。
実際に釣りをしていて太陽を直接見る事なんてありませんが
水面を見続けているとギラギラした太陽の光は
動く水面を常時きらきらと反射させ、裸眼であれば目を背けてしまう程
まぶしいの一言。
偏光サングラスをかける事により、不自然な暗さは抑えられ
明るさや見え方・感じ方は個人差がありますので一概には言えませんが
裸眼より水面、水中がよく見えるようになります。
※左が偏光レンズ無し 右が偏光レンズあり
中央のスライダーを動かしてみてください
![](https://tfo1.com/wp-content/uploads/2019/01/3bh.jpg)
![](https://tfo1.com/wp-content/uploads/2019/01/3cghhh.jpg)
偏光サングラスをかけるメリットは他にもあり
釣りを長時間楽しんでいると、波打つ水面を常に見ている時間は長く
目がとても疲れる眼精疲労を起こします。
雪の日でも偏光サングラスは効果を発揮します。
わだち等段差が分かり易くクッキリと見えるように!
左が裸眼、右が偏光サングラスをかけた状態
![](https://tfo1.com/wp-content/uploads/2019/01/LRM_EXPORT_917192120876874_20190112_203021525.jpeg)
![](https://tfo1.com/wp-content/uploads/2019/01/LRM_EXPORT_790527179190486_20190109_172130603.jpeg)
曇りの日など太陽が出ない日は目の疲れが圧倒的に少ない。
如何に太陽の光が水面を乱反射することで目の疲れに繋がるか感じ取れますが
偏光サングラスをかける事で晴れていても
目の疲れをかなり抑えることが出来ます。
「釣り用偏光サングラス」を購入する時に見る大事なポイント「偏光度」「可視光線透過率」「紫外線透過率」
偏光サングラスのラインナップを見ていただくと
偏光度・可視光線透過率・紫外線透過率
3つの数値が表記されている製品があります。
[偏光度]と[可視光線透過率]の関係
偏光サングラスとして偏光度は90%以上のものでなければ
偏光サングラスとして認められません。
偏光度とは反射する光を何%カットしてくれるのか?を
表す数値です。
100%は不可能なので99.9%が現実の最大数値ですが
偏光度が高くなると下記で記す可視光線透過率が低くなるので
日中の釣り用としては良いが、
朝マズメ、夕マズメ時は暗すぎて使えないなんて事にもなります。
(例)1
偏光度が高いレンズの場合
偏光度 99.9% 可視光線透過率 低い
見える景色は暗くマズメ時に視界はかなり暗い
(例)2
偏光度が低いレンズの場合
偏光度 90% 可視光線透過率 高い
マズメ時に使えるが日中の晴天時は眩しいことも
人の目に見える光を可視光と呼び
可視光線透過率も%で表記され
レンズが光を通す割合を表す数値です。
可視光線透過率が低くなるほどレンズの色が濃くなり、
100%で透明なレンズと同じになります。
(例)1
可視光線透過率10%
10%の光だけを通し、残り90%の光を遮るレンズということになります。
釣り用としては可視光線透過率が20~35%程度の偏光レンズが
最も商品ラインナップも多くあります。
偏光度99.9%、可視光線透過率%が高いレンズであれば
最も優れたサングラスなわけですが、
相反する機能を持つので
光もカットするけど明るく見える、事は現実的に不可能で
釣りに最適な偏光サングラスは
偏光度と可視光線透過率のバランスで選ぶことになります。
[紫外線透過率]
偏光度、可視光線透過率の他に偏光サングラスとして重要な
紫外線透過率があります。
紫外線透過率とはレンズがどの程度、紫外線(UV)を通すかを
表す数値であり、製品の表示を法律で義務化されていますが、
(UVカット機能あり も紫外線透過率と同様みなされる)
99%~99.9%紫外線をカット、されるレンズが多いですが
「紫外線透過率1%以下や紫外線透過率0.1%以下カット」と
表記され、
(例)紫外線透過率1%の場合
UVカット率=99%
(例)紫外線透過率0.1%の場合
UVカット率=99.9%
激安偏光サングラスの場合は
紫外線透過率やUVカット機能は付いてない製品もあり
安いのはそういった理由もありますので
商品タグなどに表示されてない偏光サングラスにはご注意を!
偏光サングラスが釣りに必須なのはどうして?
偏光サングラスをかける事で良く書かれているのは
水中が良く見える。
確かに条件によっては足元の水中は見えますが
大事なのは
「目を強烈な太陽の光の乱反射から守る事」を
重視して偏光サングラスを選んでほしいと思います。
専門的な言葉が並ぶ記事になりましたが
個人差はあれど、釣りを始めてから視力の低下を訴える方は
多いです。
以前、安物の偏光サングラスをかけて釣りをすると
帰宅時から頭痛がしたり異常なほど目が疲れたりしましたが
しっかりとした偏光サングラスに変えてから
それらは不思議と解消されました。
紫外線透過率の事でも触れましたが、
しっかりとしたメーカーが販売する
偏光サングラスは機能性もしっかり表記しています。
激安サングラスなどはどれか一つしか表記されてないなど
安い理由はそこにあります。
目を紫外線から保護する意味でも
釣り中、偏光サングラスは常時かけましょう!