毎月の様に、不漁が伝えられる水産資源。
回転ずしでは不漁といえども寿司ネタは並び、
海外産なのか代替魚なのか分かりませんが
そんなに実感は湧かない・・・・。
水産関係では漁よりは安定した養殖業に力を入れる
地方自治体が増えており、何度もお伝えしていますが
サーモントラウトの養殖が日本各地でこれはもう
『大加熱』と言っても良いでしょう!
そしてどちらかというと地方が行っていましたが
遂に大きな資金が動く、首都圏近くで始まる予定です!
すしネタなどで人気の「サーモントラウト」を
通年で陸上養殖する研究施設が、
複合産業拠点「かずさアカデミアパーク」(千葉県木更津市、君津市)で建設されている。
2018年夏にも試験操業を始める予定で、
将来的には商業用施設を建て、
首都圏を中心に年間約1500トンの出荷を目指す。
大消費地・東京に近く、
鮮度の高さを売りにできることから、
県は新たな特産品の誕生に期待を寄せている。
福井県で行っているサーモントラウト養殖は
4か所で行われ、3年前から始まっていますが
2017年は出荷できたのは100㌧で生存率が5割程度。
2019年には400㌧の出荷を目指してはいるが
首都圏に近いこの施設は年間1500㌧の
出荷を目指すそうで、地方とは資金源が違うのか
「大規模陸上養殖施設」が
登場することになりますね。
需要があるとして、日本全国で供給が始まると
国内で消費するに留まらず、中国などへも輸出できるように
なると良いですが・・・・・・。
養殖も莫大なコストが掛かる。
世界中でサーモンが獲れなくなっているのであれば
状況は変わるのかもしれませんが
サーモン消費量が、人口減していく日本において
どの様に推移していくのか?
供給量が需要を超えてしまわなければ良いですが・・・。
これは養殖戦争が始まっていく第一歩の施設となるかも知れません。
そして今後も資金を多く持つ自治体などで
さらに大きな養殖施設が出来上がり、
何か特別なトラウトサーモンでなければ売れない、
養殖戦争と呼ぶより、
トラウトサーモン戦争が起きる事になっていくのでしょうね。