今や、お手軽に食べられるファミリー層向けのNo.1外食になっている「お寿司」
回転ずしとして安く食べられる物から、高級寿司店まで数多くが在りますが、
そもそもお寿司は日本が起源の食べ物ではなかったのをご存知でしょうか?
お寿司の起源は東南アジア山間部の保存食
我々日本人は当たり前のように日本が起源の食べ物だと思っている
「お寿司」ですが、実は東南アジア山間部に住んでいた民族が川魚と穀物を混ぜて
保存食として貯蔵していたのが始まり。
日本に伝わってきたのは中国から奈良時代に入ってからで、現代の「なれずし」が最も近いそうで
福井県若狭地方で有名な「鯖のへしこ(さばのへしこ)」
滋賀県琵琶湖近辺で有名な「鮒ずし(ふなずし)」
石川県や富山県西部地方で有名な「かぶら寿司(かぶらずし)」
この3つも現代に残る「なれずし」に調理法が近い食べ物ですね!
日本で独自の発展を遂げていくお寿司、現在も発展中!
なれずし”として日本で作られていたものが、江戸時代後期になると
『握り寿司』が登場します。
屋台から発展し仕事帰りに握り寿司をつまむ、現代の屋台で一杯飲んで帰る”に近いものだったようです。
握り寿司の考案者は、
のちに江戸三鮨のうちの一つ「与兵衛寿司」を開業した華屋与兵衛、
こちらも江戸三鮨のうちの一つ「松ケ鮨」を開業した堺屋松五郎ともいわれています。
東南アジアの山間部で保存食として用いられていた食べ物が、日本に伝わり独自の発展を遂げ、
食文化としてお寿司は日本人のみならず、世界で「I Like Sushi」と呼ばれる食べ物になっています。
そして今ではお寿司のネタは魚のみならず、肉やおかずがシャリの上に乗っているものであれば
お寿司として、回転ずしなどで子供達や女性の方に人気となっていますよね。
更には、うどんやラーメンがあったり、本来のお寿司屋さんは一部の高級店舗のみとなり
回転すし屋さんは、和食レストランに近い形へと発展しています。
江戸時代の様に、屋台で気軽に食べられていたお寿司として現在の回転寿司はもしかすると近い形なのかもしれませんね!