皆さん、グリーンフラッシュをご存知ですか?
ん?名前は聞いたことがあるって方がもしかしたら多いかもしれません。
知ってる方、「ハワイやグアム、日本では離島でしか見れないんじゃないの?」
いえいえ、日本・・日本海でも太平洋側でも
運が良いと見ることが出来るのですよ。
今回は奇跡の光と呼ばれるグリーンフラッシュの現象や
見る事の確率が高い条件なども含めてご紹介しましょう!
グリーンフラッシュって何!?
グリーンフラッシュとは?
夕日が沈む際に太陽が数秒だけ緑色に光る現象で、日本では『緑閃光』と呼ばれ
ほんと1秒~2秒一瞬しか見る事の出来ない自然現象です。
緑色に一瞬閃光を放つように見えるので『グリーンフラッシュ』と呼ばれていますが
多くの気象条件が揃わないと見ることは出来ず、
ハワイでは一生に一度見れるかどうかのグリーンフラッシュは
”一生幸せになれる”、恋人と見ると”一生幸せに添い遂げられる”と
幸せに関する自然現象で有名です!
見る事が出来ると幸運になる「グリーンフラッシュ」を
実は福井県東尋坊や越前海岸で見ることが出来ます。
気象条件が揃わないと簡単に見ることは出来ませんが
どんな条件だと発生するのでしょうか?
グリーンフラッシュが見れる条件は限られている
『奇跡の光 グリーンフラッシュ』と名付けられている程、見ることが出来る条件は限られています。
グリーンフラッシュの仕組み
グリーンフラッシュは太陽が沈む瞬間一瞬しか見えない訳ですが
普段我々の眼に夕陽は赤くしか見えません。
太陽光は赤色から紫色までの可視光線(肉眼で見える光)を含んでいますが、
光の屈折率は波長によって異なり、赤色より緑色の光の方が、大きく屈折しています。
実際には、同じ物体から出る光でも、紫や青い光の方が、赤い光よりも浮き上がっていることになりますが
赤い光の方が波長が長い為に我々人間には夕陽は赤に見えます。
夕陽が落ちていく時に太陽が水平線(地平線)に消えると真っ暗になります。
その日没直前には赤い光よりも波長の短い緑光が残って見える・・・
それこそがグリーンフラッシュです!
一言で説明すれば、赤にしか見えない夕陽の色には青や紫、緑もありますが
夕陽が落ちる際赤が先に沈み緑が残って見える仕組みです。
青や紫が見えないのは波長が短すぎるために大気で散乱してしまうから。
グリーンフラッシュが発生する条件や見やすい場所
ココがポイント
空気が澄み渡る真っ青な空が第一条件ですが、少し雲があっても発生しています。
但し、太陽が沈む地平線に雲があると沈む瞬間そのものが見えないのでご注意を!
空気が澄み渡る時、実は太陽が非常に明るいままで沈みます。これをその場で数値化なんて出来ませんから
おおよその目安にしてみてください。
ココがポイント
大気と表面温度の差が大きい所(海・湖・山間部)
日中晴れて気温が上がり、夕方に気温がグンと下がる日など発生確率としては高い。
高い山などから水平線に夕陽が沈むのを見る事が出来る場所で見えやすい。
ココがポイント
夕陽が沈む時だけではなく、朝陽が昇ってくる瞬間も発生する
朝陽が水平線を上ってくる時にもグリーンフラッシュは発生しますが、
朝陽が昇ってくる一瞬を見逃してしまう事は多いので見たという方は少ない。
とにかく一瞬なので夕陽が落ちる瞬間に集中!
正直発生条件を感覚で掴むことは難しいので、
今日はやけに夕陽が明るいまま沈むなぁ・・と思ったら
最も身近な海などで沈んでいく夕陽に集中してみてください。
私は7月の夕方、福井県東尋坊近くで釣りをしていてそろそろ帰ろうかな?と
思って夕日が沈むところに視線を向けた瞬間、グリーンフラッシュを見たことがあります。
あれ?なんか緑の光が最後に見えたけど?なんて思っていただけで
その時はグリーンフラッシュとは知らずに過ごしていました・・・。
これがその日撮影したグリーンフラッシュが見れた少し前の画像です。
スマホ撮影で無加工。
福井県では東尋坊、越前海岸共に知っている発生した月は
5月・6月・9月です。
その他にもあるかも知れませんが。
北は北海道、秋田県、新潟県、石川県、福井県、沖縄と決してここでしか見れない訳ではありませんが
一瞬なので見逃している方が多い。
ぜひ海の側や標高の高い場所を運転中の時など、
車を駐車場に止めて夕陽が沈む瞬間に注目してグリーンフラッシュの発生に遭遇してみてください!