お盆前くらいから 時間が有れば魚に関する本などを読み漁っていて
面白かった内容のご紹介
「魚はなぜ群れで泳ぐか」
魚はなぜ群れで泳ぐか (ドルフィン・ブックス) [ 有元貴文 ] |
海にベイトが豊富な時にフィッシュイーターがルアーを追ってくるのではなく、
ベイトその物が 大群となり自分がリトリーブする ルアーに先導されるように
群れで泳いで岸際まで来る光景を何度も見た。
これじゃ釣れないだろ・・・・・と思いながらも
「もしかしたら 群れにはリーダーがいるのかな?」
自分のルアーがリーダーの役目となって小魚たちをを先導しているのか?
という疑問を解消すべく読んでみた。
いきなり結論を言うが[群れにリーダーはいない]という考えが主流となっている。
群れを構成する先頭を行く魚が固定されていない基本が証拠となっていて
後から着いてきた個体が 追いつき、追いぬくかたちで常に先頭魚が交代していくのが
普通のあり方。
では誰が群れを先導しているのか?
例えばエサを探して泳ぎまわっている群れの中でエサを見つけて向かい始める個体によって
それに付き従う個体も動き始め、大きな群れの動きになるらしい。
・・・・・・魚はかなり気まぐれなのか?
賢い1匹が何千という群れを統率して危険を回避したりエサを探したりしているのかと思っていたが
群れ自体にも固執して同じ群れに居るわけではなく、気まぐれにその場限りで
近くに群れが居たらそちらの群れに混ざるものが居たり、
右に行った魚と左に行った魚が居たら多く別れて付いた方に
大きな動きになっていくらしい。
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多数決で決まる群れの行動
群れを作る魚はかなり流されやすい性格ということが理解出来ました。
群れの中にいる数匹が取った行動がたくさん居た側へ追従しているだけで
餌を食べ出したら他の魚も真似して食べだせば群れ全体が捕食行動に入り
ナブラとなるわけですね!
その他には魚の受けるストレスのことなんかも書いてあったりしますが8年ほど前の本なので
現在はまた違った研究結果になっているかもだが、一番興味があった
群れにリーダーはいるのか? という内容が解決できて良かったです!
あ、そういえば 魚群 と書いて 「なぶら」 と読む 知ってましたか?