近年、南の温かい地方に生息する
毒を持つ魚達が日本海側では北陸地方、
太平洋側では関東地方でも発見されています。
毒を持つ魚でも我々が普段食用としている魚に
とても良く似ている!魚も多く今回は毒魚の特徴を
見ていきましょう。
食用している魚に似ている毒を持つ魚!
まずは定期的に?
話題となるこの魚、「ソウシハギ」
ソウシハギの特徴(内臓有毒)
体側には青い斑紋があり、目の中央上に棘を持ち尾鰭も細長く
内臓に猛毒「パリトキシン」を持つが
沖縄では内臓を取り除いて身は一般に販売され食用とされている。
ソウシハギ自体を食用としている地域は
「ソウシハギ」として内臓を取り除いて調理をするので中毒例は無いが
恐ろしいのは、ソウシハギを「ウマヅラハギ」や「カワハギ」と勘違いし
内臓を食して中毒を起こすことである。
※2018年12月にはスーパーで間違えて販売されてしまう事件も起きた。
こちらは「カワハギ」
カワハギ(無毒)
こちらは
「ウマヅラハギ」(無毒)
カワハギと勘違いする魚(有毒)「キタマクラ」
「キタマクラ」(腸・肝・皮膚に有毒)
フグ類としては側平な体付きと体色は
茶色~灰色と個体差があります。
夏になると雄は青紫の婚姻色を持つ。
エサ釣り時、嫌がられるエサ取りとして
釣れる機会は多く、カワハギと勘違いしないように!
以前、実際にカワハギと勘違いして「キタマクラ」を
食べてしまった人がいますが幸いにも無事でした。
そもそも「キタマクラ」は多くの都道府県条例により食用とみなされておりません!
名前から亡くなった人を北向きに寝かせる由来から
付けられている名称ですからね・・・・。
フグ科の持つ猛毒「テトロドトキシン」を持ち
魚を食したことによる事故の多くは
フグ科の「テトロドトキシン」によるものがほとんど。
それも素人調理によって起きた事故がほとんどです。
魚にもそれぞれ個体差があったりもするのですが
特徴は同一種で必ずあります。
体高、長さに特徴があったり
斑点だったりヒレの長さであったり、付いてる位置なども
覚えておくと良いですね!
毒を持つ魚を食べる事故は勘違い・思い込みで多く発生する
有毒の魚が生息する地域では
食べて中毒症状を起こす事例は少ない。
それは「有毒だと、認識しているからです」
しかし似ている魚と勘違い・思い込みで
事故が起きてしまいます。
釣り場で隣にいたオジサンがキタマクラを
「それカワハギだから美味しいよ!」と勘違いして言う可能性もあるし
自分で調理する際は、必ずWEBで魚を確認するなどの
癖を付けましょう!
SNSもまた同じです。
いい加減に毒のある魚を「それ食べれますよ」と
言われたから食べて中毒を起こしたとしても
最終的には調理して食べてしまった貴方の自己責任となってしまいます。
特に日本列島、中心から北の地域でも
今後、南の温かい地域に生息している名前も知らないような
毒を持つ魚が釣れる可能性もあります。
必ず調理する際は自己責任でしっかりと確認してから
食べることを心掛けたいですね。
スーパーで間違った名称で毒を持つ魚が販売されてしまった
事例もありますが、
多くが自分で釣った魚を調理して食べた際に事故が起きています。
事故がありメディアで騒がれても、名称は覚えているけど
魚の特徴までは覚えていない方が殆どだと思います。
この際にしっかりと魚の特徴を掴んで
いつもと違うと感じた場合はしっかりと確認して
毒の有る無しを確認したうえで
調理することをお勧めします。