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釣りにまつわる恐怖を感じた恐ろしい話

一人で釣りに出かけるのが好きな人、

いつも誰かと釣りに出かけるのが好きな人、釣り人でも様々な人間模様があります。

自分は常に一人で釣りに行きますが、

霊的なものが見えた時もあるし、不自然な音を聞いたり、

海で何か黒い雲に追いかけられたり、

昔住んでいた実家は夏になると無風で閉め切ったトイレの扉が

勝手に閉まったり空いたり、そういった経験もあるが怖くはない。

しかし、この話は怖かった・・・同級生の父親Tが経験した

怖い話をご紹介しましょう!




夜釣り中にラインが引っ張られる恐ろしい話

※夜釣りに行かれる方で、お化けが怖い方などはこれより先は読まずに

サイト内の違う記事をお楽しみください。

 

残暑厳しい9月の初め、Tは友達Rとヤエン釣り(生餌を使った釣り)で

アオリイカを狙いに漁港へ出かけた。

ヤエン釣りとは、まずアジを釣ってそのアジに針を着けて

泳がせながらアオリイカを狙う釣り方です。

その日は大型のアジがすぐにたくさん釣れて、

ヤエン釣りをスタートした。

Tとその友達Rは5~6m、話し声が何とか聞こえる程度の位置で釣り開始。

すぐに置き竿をしたリールのドラグが鳴る。

ん??かなり大きいイカがヒットしたのか?

スズキや真鯛がヒットしたのか?と思うほどリールから勢いよくラインが

海に吸い込まれていく。

慌てて竿を持ち、リールのドラグを絞めてファイトしようとするが

フッと軽くなってエサのアジはいなくなり針だけになって返ってきた。

友達のRとも、”あの魚はデカかった~”

見えもしない釣り上げられなかった魚でワイワイ騒ぐのも

仲間と釣りをする楽しみです。

そしてアオリイカを狙う竿とは別の大物にも対応できるラインの太さの釣竿を

もう1本出してアジを泳がせておくことに。

 

その後、何匹かアオリイカを釣り上げ時刻は午前2時を回っていた。

イスに座りながら少しウトウトしてたそうだ。

すると、リールのドラグがジャ~~~と鳴り海へラインが放出される。

「また大きいのかかった!!」

Tは大声でRを呼ぶが、声も聞こえないし釣竿が極限まで曲がり

重くて友達を探してる余裕がない!

「お~い!R!早く来て~!」と叫ぶが何の返事もない。

なんとか少しずつだが、ラインを巻きながらその大物を寄せる。

辺りは真っ暗で海の中へ向かって曲がる釣竿しか見えないが

とにかくデカい!




Tは網を持ち、漁港の一段下まで降りれる場所で足元へ誘導する。

突然その大物はTの足元でバシャバシャ!!!!!と

姿を見せる。

 

なんとその大物は友達のRじゃないか!!!

「何してるんだ!!」

Tはわけのわからない状況で服に釣り針が引っかかり、

腕には釣り糸がぐちゃぐちゃに巻き付いているRに怒鳴った!

TはRを抱きかかえて陸にあげた。

Rは水を飲んだのかゴホゴホとせき込みながらヒィヒィと激しい呼吸で

「あの女が呼んだんだ!あの女が!」と

指をさす海の方にライトを向けるが辺りには誰もいない。

Tは取り敢えず咳き込むRを緊急病院に連れて行き、

海水を飲んだため軽い脱水症状の診断で済み、点滴を打たれながら

落ち着いた所で詳しく話を聞いた。

 

海に浮かぶ赤いワンピースの女

トイレがしたくなって釣り場から離れたところで海へ向けて用を足していた。

そしたら海の上に膝から上だけ浮いてる様な赤いワンピースの女が浮いてて

助けて!こっちへ来て・・・・と呼ばれたそうだ。

そしたら、体が勝手に海の方へ歩いてしまって

気付いたら海の真ん中で、Tが点けるライトの灯りが見えたんだ。

無我夢中で泳いでたらTのラインに腕が絡んで・・

 

なにか見てはいけないもの見たんだな・・。

うん。

Rはその後、釣りを辞めてしまったそうで元気に過ごしているそうですが、

Tはその2年後・・・・・一人で海に釣りへ出かけ行方不明に。

 

今回の話は‥実話です。

Tは自分の同級生の父親ですが20年近くたった未だ行方不明のまま。

”釣り場に服と靴が綺麗に置かれていなくなった”

”商売をしていたので借金が億を超え自殺した”

当時、いろんな噂話を聞きました。

 

皆さんも夜釣りは気を付けてくださいね!

正直なことを話すと、家族にどこの〇〇〇釣り場に行くと話しても

「何時までに戻らなければ探しに来て!」と伝えなければ

意味がありません。

もし、一人で釣り場から落水し沖に流されたりしても捜索が開始されるまで

早くなければライフジャケットを着用していても助かる可能性は減っていきます。

あまり過剰に、何時までに帰らなければ・・・と伝えるのも

どうかとは思いますが、よく同じ日に釣りへ行く釣り仲間と連携し

釣りに行く時は常にLINEやSNS、電話で「釣れた~?」などでも良いので

連絡を取り合うことがもっとも安全確認としてオススメする方法です。

自分が釣り場に居ることを気にしてくれる人を増やすこと、

安全確認の連絡をマメに取ることを大切にしたいですね。

 

落水したRさんも

「溺れると声なんか出せないし笛を必ず身に付けてると良いと思った!」

と話されてるように、笛はライフジャケットに必ず付けておくと良いですよ。

 

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